スペインに勝つためには「完璧でなければならない」 イングランド指揮官サウスゲイトはEURO初制覇へ意気込み
前回大会は準優勝
決勝戦でイタリア代表にPK戦で敗れてから3年。ガレス・サウスゲイト監督率いるイングランド代表は再びヨーロッパ王者まであと一歩のところまで勝ち上がってきた。 [動画]EURO準決勝 オランダVSイングランドのハイライト 今回の決勝の相手はスペイン代表だ。開幕前の評価はそれほど高くなかったスペインだが、大会がスタートしてからは内容も含め最も優れたパフォーマンスを見せている。クロアチアとイタリアもいる死の組を難なく突破すると、決勝トーナメントでも開催国ドイツやフランスといった優勝候補を撃破して決勝まで進んできた。 今大会のここまでの試合を考えると、最強のチームに挑むイングランドだが、指揮官のガレス・サウスゲイト監督は意気込みを語り、スペインに勝利するためには「完璧でなければならない」と話した。 「今大会での彼らの活躍からすれば、彼らは当然優勝候補だ。彼らは最高のチームだった。彼らには1日長い時間があり、過去3回の決勝戦では、おそらくそれ以上の時間があったが、これは非常に重要な意味を持つ。だから我々はリカバリーをしっかり行わなければならない。戦術的には、相手が非常に優れたチームなので、完璧でなければならない。しかし、我々はここにいるんだ」(英『BBC』より) 選手1人1人の能力で言えば、スペインとイングランドに大きな差はないが、組織的な側面で言えば、スペインに分があるかもしれない。そこをサウスゲイトがどのように対応するのかも見どころだ。 前回大会の悔しさをバネに再び決勝の舞台に戻ってきたイングランド。悲願のEURO制覇まであと一勝というところまできたが、今回はどんなドラマが待っているのか。
構成/ザ・ワールド編集部