1000人、野球に親しむ 2日間フェスタ 伊勢で初開催 三重
伊勢市楠部町のダイムスタジアム伊勢周辺で11月30、12月1日の両日、「第1回みえベースボールフェスタ」が行われた。2日間で、のべ1000人が来場し、交流試合や体験会を通して野球に親しんだ。 2020年12月発足の県野球協議会(会長・小林千三伊勢新聞社社長)が今年初めて開催した。社会人野球、軟式野球、大学野球、高校野球など県内各種野球団体の代表者で構成され、11月23日には県高野連主管で三重県と愛知県の高校野球ピックアップチームの交流戦が津市で行われた。 伊勢市では社会人選抜と大学選抜の交流試合、中学生世代の軟式野球の北勢選抜と南勢選抜の交流試合、小学6年生から中学3年までの女子軟式野球オールスター戦など幅広い年代の交流戦が行われた。 また元プロ野球選手の桑原謙太朗さん(元阪神、津田学園高出身)、関啓扶さん(元中日、菰野高出身)を講師に招き、野球の初心者向けにルールを簡略化した「BTボール」の体験会があり、事前に応募した児童ら約50人が参加した。 BTボール体験会では、県内高校硬式野球部の生徒らがアシスタント役を務め、子どもたちを直接指導した。県野球協議会では子どもらの「野球離れ」を食い止めることも目標の1つに掲げており、市岡三年理事長は関係団体の協力に感謝した上で「次世代に野球を引き継ぐため、1年に1度こうした取り組みを続けていきたい」と話した。