江原啓之×丸山敬太 初対面から45年「敬太」「プーヤン」と呼び合う仲。高校の同級生、青春時代を語る
◆霊現象を目の当たりにし凍りついたことも 丸山 高校生の時、プーヤンの家によく行って、泊まったりしていたのを覚えてる。 江原 江東区大島のアパートね。そういえば、仲良しグループで学祭の準備をしたの覚えてる? 丸山 プーヤンが大学芋を販売しようとか言い出したんだったよね。大量のサツマイモを安く仕入れてきて、お風呂にザブンと放り込み一気に洗ったよね。 江原 隣に住む気のいいオバサンが手伝ってくれたんだった。徹夜で芋を揚げてくれて、それにみんなで蜜をまぶす。容器に小分けして黒ゴマをかけて……。 丸山 だんだん思い出してきた。なんでこんな手間のかかることを言い出したんだ! と思いながら作業してた。でも学祭で出したら飛ぶように売れて。純利益が30万円くらいになり、ヤッホーって喜んだよね。プーヤンの商才に感心したのを覚えている。 江原 商才っていうか、常に食べ物のことしか考えてなかっただけだよ。(笑) 丸山 高校の裏にあったオババの店とかも懐かしい。午前中にお弁当を食べちゃうから、お昼にはオババの店でカップラーメンとか買って食べて、学校帰りに池袋で下車してファストフード店でまた食べる。なんであんなに食ってばっかりいたのか、10代って本当に不思議。
江原 話していたら、いろんなことを思い出してきたぞ。僕は親がいなかったから奨学金をもらっていて、毎月、学生課で現金支給されていた。それを敬太たちが狙っていてさぁ。 丸山 「プーヤン、今日はお金持ちだね」とか言って、ラーメンとか奢ってもらっていたよね。考えてみたらひどい(笑)。でもみんな金欠だったから。僕も洋服欲しさに原宿の駅前の飲食店でバイトしていたんだよ。 江原 今はなき「ラーメン屋 ベア」でしょ? 僕、行ったもん。敬太は奢ってくれなかったけど。 丸山 アハハ。ちょっともうこの話やめない? それより、あの大島のアパートはヤバかったって話をしたいんだけど。 江原 あれねぇ。 丸山 プーヤンは、霊能があると学校でも有名人だった。それをうがった目で見る人もいたけど、僕は自然に受け止めていたんだ。とはいえ、心霊現象を目の当たりにした時は凍りついたよ。プーヤンの家に泊まった時、夜に風もないのにガラス戸がガタガタと音を立てて揺れて。 江原 敬太は「怖いよ~」って泣き始めちゃった。(笑)
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