「大掃除は秋にやるのが正解!」 片付けのプロが明かす、年末にやってはいけない4つの理由
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 大掃除といえば「年末」というイメージが強いですが、私は「秋の大掃除」をおすすめします。気候的にも暑すぎず寒すぎず、動きやすい季節なので、「やろうかな」と思ったときにサッと行動に移しやすいのもおすすめポイントの1つ。 【あわせて読みたい】せっかくのマイホームが台無しに!? プロが教える、大掃除にこそキレイにしたい「細かすぎる場所」 衣替えの時期で、洋服の入れ替えをする方も多いと思います。クローゼットの中を整理するついでに、家の中もスッキリ片づけてきれいにしませんか? そもそも年末に大掃除をするということは、平安時代の宮中行事に由来しているという説があります。お正月に神様をお迎えするために、12月にその年に積もった「煤(すす)」を落としてきれいにするという「煤払い」が行われてきました。その名残で12月に大掃除をするようになったといわれています。 しかし、現代の一般的な家庭に置き換えてみると、年末に大掃除をするのはあまりメリットがありません。それどころか、年末に行うことはデメリットのほうが多いのです。今回はそのデメリットを詳しくご紹介します。
年末はとにかく忙しい!
12月は仕事もプライベートも忙しいもの。仕事納めに向けて業務が増えて、休みの日は体力が残っておらず、1日中ぐったりしてしまうこともありますよね。実際に忙しいのはもちろんのこと、年末という気ぜわしい時期は心の余裕もなくなってしまうので、片づけや掃除まで気が回らないものです。 また、プライベートでは忘年会や友人との約束などの予定も増えてくるでしょう。子どもが冬休みに入ると、普段とは異なるタイムスケジュールになるので家事などに多くの時間を費やすことになり、大掃除どころではなくなってしまうかもしれません。帰省をする場合は、そのスケジュールや手配なども大変な作業です。 その点、業種などによって異なるものの、秋は年末ほど忙しくありません。休みの日に時間を確保しやすく、家族とも予定を合わせやすいので、パパや子どもと家全体の片づけ・掃除ができます。それぞれの持ち物を片づけたり、大きな荷物を移動したり、ママだけでなく家族みんなでやることも大切。秋のうちに片づけや大掃除を終わらせておけば、年末の忙しい時期にはきれいな家で過ごすことができます。