“自立した子”に育てたいなら…「0歳から寝かしつけ1分」で話題のフランス式育児がもたらす驚異のメリット
「セルフねんね」と「長時間睡眠」が親と子どもを幸せにする
「フランス式育児」にはさまざまなメリットが考えられますが、産後の親にとってまず真っ先に物理的な面で得られるのは、「睡眠」に関することです。 赤ちゃんが早い時期から、自分の力で寝つくスキル「セルフねんね」を身につければ、夜ぐっすりと一定の長い時間眠り続けてくれるようになります。それによって、さまざまなメリットがさらに生まれてきます。 「赤ちゃんが自分で寝られるようになり、寝かしつけに苦労しなくなる」 「早くから7時間(その後10時間)連続で寝るので、親も子どもも十分に質のよい睡眠を得られる」 本書でも私のホームページでも「寝かしつけ1分」というキャッチフレーズを使っていますが、実際は赤ちゃんが自分で眠れるようになるので、寝かしつけがまったくいらなくなるケースも多々あります。 まだまだ日本では、赤ちゃんの寝かしつけに苦労するのは仕方のないことだと、多くのママたちは半ばあきらめている状況ではないでしょうか。 授乳をして、子守歌を歌って、抱っこして、永遠に「トントン」して……。 出産直後から体力の回復もままならないのに、睡眠不足に悩まされながら寝かしつけに奮闘すると、体の疲れがとれないのはもちろん、心も疲れていってしまいます。 「ひと晩中2時間おきに授乳して、ゆっくり休めずヘロヘロだった」 「寝つくまで子守歌を歌い続けた」 「夜泣きがひどくてほぼひと晩中抱っこしていた」 「夫婦で夜中交代をしながら面倒をみていた」 ……など。そんな話も決して珍しいものではありません。子どもの睡眠に関する悩みは、出産直後から長ければ3歳、4歳まで続いてしまう子どももいます。 もし、赤ちゃんが早い時期からスムーズに入眠し、長時間眠り続けてくれたら?親の心身の負担は大きく減りますよね。それによって、どんどんメリットが生まれてくるのです。 ・ママもゆっくり休め、産後の疲労から回復しやすい ・赤ちゃんが寝たあと、大人はゆっくり自分の時間や夫婦の時間を持てる ・大人も疲労がたまらず、日中にしっかり子どもと向き合える ・赤ちゃんも良質な睡眠をとれることで、日中に機嫌よく過ごせる 赤ちゃん、大人の双方にメリットがあり、まさにwin-winです。