台風20号フィリピン北部を通過 一部で24時間に200ミリの雨
マニラ、フィリピン、10月24日 (AP) ― フィリピンの東海上で発達中の台風20号の影響で、同国東部では10月22日夜から23日にかけて猛烈な雨が降り、広い範囲で洪水が発生、浸水した家屋や屋根に取り残された住民が救助を求めている。 マスバテ州中部では倒木で1人が死亡、7人が行方不明となっているが、そのうち3人は、マスバテから荒天の海に漁に出たまま帰ってきていないという。 州の予報担当官によると、広い範囲で激しい雨が降り、台風の進路上にある州によって、24時間で最大200ミリの雨を降らせる可能性があるという。 台風に発達した「チャーミー」は24日、ルソン島中部アウロラ州に上陸後、島北部の山や谷、平野部を通過して、週の後半には南シナ海に抜ける見込み。 ルソン島北部では数千人の住民が緊急避難所に退避し、20以上の北部と中部の州に暴風雨警報が出されている。 人口が密集している首都マニラは、台風の直接の通り道ではないが、激しい雨に襲われるおそれがある。 (日本語翻訳・編集 アフロ)