海外メディアは54歳タイソン復帰戦が“ドロー”に終わるも高評価「茶番ではなかった」「史上最高のエキシビション」
「今後、タイソンはファンが見たいと興味を示す相手と対戦しない限り、もう試合を行うのは難しくなるかもしれない。何よりもファンは今夜のイベントを台無しにしたジョーンズの汚いホールディング行為のない本当の戦いを見たがるだろう」と、反則ギリギリのクリンチ作戦でタイソンの攻撃を封じたジョーンズを批判した。 さらに「タイソンが今後もエキシビションマッチを続けるためにはノックアウトを奪う必要がある。ファンは、相手に対して気楽に構えるタイソンを見るために50ドルを払いたくはならないだろう」と厳しい意見を掲載した。 試合後、タイソンは、「次のエキシビションマッチでは、さらに動きがよくなるだろう。私はまた再び戦う」と、第二章があることを宣言した。 英国のメトロ紙によると、タイソンは南フランスでのエキシビションマッチを計画しているという。「54歳の鉄人タイソンは、ここを彼のボクシングの旅路の終わりとは考えておらず、この戦いの主要目的である慈善活動をさらに進めるため、グローブをもう一度手にしたがっている。彼は、フランスで欧州の選手と対戦できるというエキシビションマッチ計画を持ちかけた。彼と共にリングに上がりたがっているボクシング界のレジェンドたちは数多くいる」と説明。タイソンは、「2カ月ごとに定期的にエキシビションマッチを行いたい」とも語っているという。 マッチメイク次第では、54歳とは思えぬ動きを見せたタイソンがKOシーンを演出するのも可能だろう。そのうちタイソンはリアルファイトを求めるのかもしれない。