【全文】ジョコビッチらへの「挑戦権」持っているのが嬉しい 錦織圭が会見
男子テニスの錦織圭が13日、都内で記者会見し、ウィンブルドンで連覇を果たしたジョコビッチについて「強すぎる。ジョコビッチは一歩次元が違うところにいる」と認めつつも、自身を含めた「トップ10の選手が彼を倒すことが目標になる」と語り、“打倒ジョコビッチ”での頂点を誓った。会見では、所属する日清食品ホールディングスとの契約更新が発表された。 【会見動画】錦織圭「次元違う」ジョコビッチ打倒誓う 以下は会見の質疑応答全文。
Q:ウィンブルドンで棄権、怪我は大丈夫か?
司会:ご質問内容につきましては、できるだけ1つずつ簡潔にお願いいたします。よろしくお願いします。それでは、挙手でお願いいたします。はい、どうぞ。 代表質問:申し訳ございません。まずは代表質問とさせていただきます。日本テレビのスズキと申します。よろしくお願いします。錦織圭選手に伺います。お帰りなさい。ご無沙汰しております。早速ではございますけれど、やはり今、一番心配されているけがの状態なんですが、あらためて説明していただけますでしょうか。 錦織:はい。けがはもう今はまったく問題なく、きのうも練習してましたし。そうですね、あの1回戦のときにふくらはぎの筋膜炎の、そんなに重症ではないんですけど、軽い軽度のやつを少しけがしてしまいまして、その日の朝、あんまり練習してもほとんど動けない状況だったので、試合は断念することになりましたけど、痛み自体はそんなに大きくはないですし、これをまたやらないようにしっかりリハビリも今、トレーニングしてますし、けが自体は問題ないので、これからしっかりまた、2週間トレーニング期間があるので、夏に向けてトレーニングしたいと思います。 代表質問:今シーズンは非常にこれまで状態がいい中でのけがでの離脱というのは、やはり悔しさというのもあったんでしょうか。 錦織:そうですね、もちろん悔しかったですね。ヨーロッパ期間が長くて、結果もいい結果が出てたので、同じように体の疲労も感じて、疲労がたまってるのは感じてたので。まあでも試合に、やっぱり出ないわけにはいかないですし、試合に出ながら体もケアしてっていうのはなかなか難しいので、しょうがない部分っていうのもあるかなと思います。ことしは体の状態がすごく良かったので、ここまで半年、ほぼけがなしでできてたので。悔しい気持ちはありますけど、どうしようもないやるせなさというか、次に向けてもう気持ちは動いているので大丈夫です。 代表質問:あと2つうかがいます。まずはそのウィンブルドンですが、きのうジョコビッチ選手が勝ちまして、優勝を果たしましたけど、まず、ご覧になることはできたんでしょうか。 錦織:ああ、いや、ちょっとしか見てないです。途中までしか。 代表質問:そうですか。ジョコビッチ選手、かなり激しい試合だったんですけれども、その優勝についてはいかがでしょう。 錦織:いや、もう今、やっぱり強すぎるというか、彼にかなう選手は今、いないのが現状なので。もう僕も含め、僕より近い選手ですらなかなか勝ててない状況なので、いつか自分も戦えるレベルに。今年ローマで試合をしたり、近い試合はできていたので、これから彼に、彼を倒すっていうのがたぶん、このトップ10の中でのみんなの目標になると思います。 代表質問:今後に向けて今、HUNGRY TO WINというコメントもありましたけど、勝利に飢えていると思います。復帰戦はいつになるのか。そして残りのシーズンに向けての目標をお願いします。 錦織:そうですね。次の試合はアメリカでワシントンから2週間後くらいにあるので、ここから大きい大会も、マスターズも2大会ありますし、USオープンも9月の初めに迫ってきてるので、USオープンに向けてピークを持っていけるように調整したいと思います。