【全文】ジョコビッチらへの「挑戦権」持っているのが嬉しい 錦織圭が会見
「5年」という長期契約になった理由は?
司会:はい、それではあちらの男性の、はい。 質問者(4):スポーツニッポンのアメミヤと申します。安藤CEOに今回3年でなく5年という長期契約になった理由をお聞きしたいのと、錦織選手に5年後自分はどういうような選手になってだろうと想像しているか、教えてください。 安藤CEO:短期的に、日清食品としてはナンバーワンとかというのを期待しているわけではなくて、やっぱり長期にわたって頑張ってもらいたいと。私としては、日清食品としてもやっぱりケアをせずに、本当に地道に積み上げてってくれてる錦織選手の考え方についてはもう賛同しておりまして、すぐにナンバーワンにならなきゃいかんのだということではなくて、長期にわたって頑張ってもらうということが一番いいと思っております。そりゃ、オリンピックイヤーということもあるでしょうけれどもそれにかかわらず、コンスタントに積み上げてもらうということが一番望ましいと思っておりましてね、そういうことを期待しておる中で、このような契約になっております。 錦織:そして5年後はちょうど、2020年には日本でオリンピックがあるのでそれはすごい楽しみにしています。テニスの場合はやっぱりグランドスラムが一番の大会目標にはなりますけど、日本でできるオリンピックっていう意味では、すごく自分も気合が入っていますし、まだまだ想像できない5年後ではありますけど、ちょうど30に自分もなって一番、まあ一番かは分からないですけどいい時だと思うので。できるだけいい結果を残して本当にメダルを取れるように頑張りたいと思います。 司会:はい、それでは次に、はいじゃあそちらの女性の方に、はい。 質問者(5):TBSテレビの古谷と申します。よろしくお願いいたします。先ほどトップ10、そのランクという意味で楽しみになってきたというお話がありましたけれども、錦織圭選手にとってあらためて、世界ランクという数字はどういった存在なんでしょうか。 錦織:そうですね、気にしないとは言ってますけどもちろん、頭の片隅では気にはなってますし。でもテニスの場合は毎週毎週ランキングが変わるので、本当に実際問題、気にしてる暇はなく、自分の結果がどれだけ出るかっていうのにどっちかっていうと注目、というかそっちのほうに自分自身は考えてプレーしないといけないので。なので、ランキングのことはあとから付いてくるものかなと思っているので、自分の試合にしっかり準備してトレーニング、練習、その日の準備をしっかりして、試合をしっかり戦ってそれで結果が付いてきて、ランキングはそのあと付いてくるものかなと思っているので。もちろん頂点を目指すのは最後の夢でもありますし、そこを常に狙っていきたいです。 質問者(5):すみませんそれともう1つ、先日、スポーツジムの取材で小さな男の子が夢は錦織圭選手を倒すことなんですと言っていたんですけど、全米オープンに向けて錦織選手が今、一番越えなければいけないと感じている壁は、いったいどんなものなんでしょうか。 錦織:そうですね、まだまだ強くなる上ではたくさん壁はあると思いますけど、メンタル的なところもそうだし、体ももうちょっと強くなって、グランドスラムで2週間戦える体っていうのも必要になってくるし。でもよりやっぱり必要になってくるのは精神力かなと思います。去年USオープン、2週間戦って、こんなにストレスが頭にかかるんだなっていうのをむちゃくちゃ感じたので、そういうのに耐えれる、もちろん経験値も必要だし、強い心っていうのがもっともっと必要になってくるかなと思います。 質問者(5):ありがとうございました。 司会:はい、それでは次ご質問ある方は挙手をお願いいたします。はい、じゃああちらの女性の方。 質問者(6):NHKのイマイと申します。5年契約ということで、先ほど5年後の姿という質問もありましたけれども5年後、30歳になっているときにテニスプレーヤーとして自分が一番どういう部分が武器になっていると思うか。逆にどういう部分が一番課題として克服しなきゃいけない部分だと今、想像しますか。 錦織:一番やっぱり心配なのは体の部分ですね。やっぱり20代、この中盤というのは一番回復も早いと思いますし、体の故障もそんなに、起きてもすぐ治るかなって思いますけど、30を回ってからたぶんどんどん落ちていく、体力が落ちていくと思うので、そこに一番気を付けたいなと思います。ここからしっかりトレーニングを積み重ねてしっかり頑丈な体をつくって、これから5年やっていろんな経験もできると思うので、絶対強くなってるとは思うので、5年後のオリンピックは楽しみですね。 質問者(6):ありがとうございます。