【全文】ジョコビッチらへの「挑戦権」持っているのが嬉しい 錦織圭が会見
Q:トップ5として相当な重圧の中で戦っている?
司会:はい。それではあちらの、手を上げてらっしゃる方。お願いします。 質問者(1):TBSのアナウンサーの石井と申します。錦織選手に伺いますが、全仏オープンでツォンガ選手との試合が終えて、そのあとウィンブルドンがありました。悔しい思いもあったと今、お話にありましたけども、とにかく去年と比べまして、去年は全米オープンの前、3週間休みました。でも今は、トップ5として相当なプレッシャーを持ちながらこの舞台、戦ってると思います。これからの戦いに向けて、あらためて伺いますが、どういった思いでこれからのアメリカシーズン、戦っていきますでしょうか。 錦織:今は結構楽しみな部分が多くて、結構こう、何カ月前、どんぐらいだろうな、4月、3月ぐらいまではトップ10にいることがもどかしいというか、自分がこの位置でいれる実力なんだろうかっていう、こう、自分に問いただす部分がすごく多くて、トップ10をキープしなきゃいけないってすごい思ってた時期はこう、去年からすごくあって。 でも、いろんな人と出会って、コーチの助言とかもあり、これからこう、先をもうちょっと見ようかなと。考え方を変えて、これからなんか挑戦できる、挑戦権を持ってるっていうのが、自分自身すごくうれしいなと思いますし、このトップ10の位置で1位を狙える選手っていうのはやっぱりそんなに今のところいないですし、自分はその位置にいれると思ってるので、これからの挑戦っていうのをもっと楽しみに生きようかなと思っているので、もちろんこうやってけがしたり、挫折したり悔しい思いするときはありますけど、もっと上をどんどん見て頑張っていこうと思っています。 質問者(1):その中でダンテコーチ、あるいはマイケル・チャンコーチに何か言われた言葉っていうのはあるんでしょうか。 錦織:そうですね、さっき話したのも、さっきのことを話したのもコーチの2人のおかげですし、これからまだまだ目標はここまでではないし、これから先どれだけ上に行けるかっていうところをよりコーチたちと話してるので、もっと上に目標を持ってこれからやっていきたいと思います。 質問者(1):ありがとうございました。 司会:はい、次はじゃあそちらの女性の方。 質問者(2):NHKのオオナリ言います、よろしくお願いします。前年度の準優勝者として全米オープンに向けて今、持っている気持ちの違いっていうのは去年と比べてありますか。 錦織:あんまり考えてなくて、準優勝者として臨むと、やっぱり自分にプレッシャーもかかるし。なのでそんなに考えてないですね。また新たなゼロからのもちろんスタートですし、新しいUSオープンとして臨むので1から、1回戦からしっかり戦えることを意識して、なのでそんなに、もちろん自身は去年よりも格段と付いてますけど、あんまり上を見過ぎないようにしっかり1回戦から戦っていきたいと思います。 質問者(2):ありがとうございます。 司会:じゃああちらの女性の方、はい。 質問者(3):フジテレビの内田と申します、よろしくお願いします。先ほどHUNGRY TO WINを今、錦織選手が1番大切にしている言葉だというふうにおっしゃっていましたが、今のような世界で戦うプレーヤーになるまでに恩師やご両親、お世話になった方たちから言われて印象に残っている言葉、大切にしてきた言葉があれば教えてください。 錦織:僕、言葉系をなんかすぐ忘れちゃうので、あんまり覚えてはないんですけど。でもやっぱり最初にテニスを教えたくれたのは親だし、そこからテニスっていうものをどんどん教えてくれて強くさしてくれて、アメリカに送るっていう決断もたぶん僕以上に親のほうが難しかったと思うので、そういうのを快く行かしてくれた親っていうのは、一番感謝すべき人だと思っているので。もちろんコーチたちだったり、チームの、今まで関わってきたたくさんの方々のおかげなので、ちょっと言葉は見当たらないですけど、たくさんの人に感謝してます。 質問者(3):そういった経験を踏まえて今、錦織選手を目指す、小さい若いプレイヤーの人たちにかけたい言葉というのはありますか。 錦織:そうですね、一番はやっぱりテニスだったり、スポーツを楽しんでプレーするところから始めてほしいし、その中でこう勝っていく喜びだったり負ける悔しさっていうのを感じてもらって、それはもちろんスポーツだけではなく、日常の生活だったり社会でも生きることだと思うので、スポーツを通じてたくさん学べることはあると思うので、人間的にも大きくなるし。あとテニスの場合は特に世界の中で戦う競技なので、なるべく、可能であれば世界にどんどん出ていって、大会なり練習なりしていってもらうのが近道かなと思います。 質問者(3):ありがとうございます。