占星術研究家・鏡リュウジが2025年の運気を占う…理想と現実に悩む人”必見”「激動の年になる」
'24年は世界規模で私たちの生活や社会に大きな変化が訪れました。ChatGPTをはじめとする生成AIの台頭、各地で相次ぐ闇バイト事件という新しい形の犯罪、こういった潮流は'25年にさらに大きなうねりとなって、私たちの前に現れることでしょう。 【図表】12星座別!鏡リュウジからのメッセージ '25年は様々な星の動きが重なることで、'20年から始まった、変化を象徴する「風の時代」が本格化する重要な年だと言われています。それまで続いた、安定を象徴する「土の時代」を完全に脱し、思いもよらない出来事が世界中で発生することでしょう。
人類の知性に試練が訪れる
まずは'24年の出来事を振り返りながら、占星術の考え方、そして鍵となる重要な星の動きについて触れていきましょう。 占星術でまず注目すべきなのは冥王星の動きです。現代天文学では太陽系の惑星から除外されている冥王星ですが、占星術の世界では社会の変革を示す重要な星とされています。ギリシャ神話で「死と再生」を司ると言われる冥王星は、10~20年かけて12星座の間を移動します。次の星座に移動する転換期には、しばしば社会を根本から揺るがす出来事が起きてきました。この現象は、各星座が象徴する領域と密接に関連しているのです。 過去の事例を振り返ると、たとえば'83年から'84年にかけて、冥王星は「性と死」を象徴する蠍座に入ったのですが、このときは、世界中でエイズが蔓延し、社会に大きな衝撃を与えました。 '95年には、冥王星は「拡散・成長」を象徴する射手座に移動します。この年、Windows 95の登場でインターネットが世界中に普及し始め、私たちの生活は大きく変わりました。 '08年から'23年までは、冥王星は山羊座に位置し、ここ1~2年は水瓶座との間を行き来していました。「骨格」を象徴する山羊座に入った'08年にはリーマン・ショックが発生し、まさに社会の骨組みを揺るがす事態となりました。'24年にはいきなり能登半島地震という悲惨な災害に見舞われ、インフラに大きな影響を与えました。 そして、'24年11月20日、冥王星は完全に水瓶座に入りました。水瓶座は「人間の知性」を象徴する星座。韓国で戒厳令が出されたり、トランプが再選し、世界中で陰謀論が巻き起こったりと知性が試される時期でした。 冥王星は今後約20年間にわたって水瓶座に留まります。この間、人類の知性に対する試練は続くと見てよいでしょう。 では、その幕開けである'25年はどんな年になるのでしょうか。重要な星の動きが3つあります。