【初心者向けメンテ】不安を感じたら即チェック!バッテリーメンテの基本
充電器側に形式や電圧の設定がある場合、使用バッテリーに合わせて設定します。MFバッテリーを開放式のみに対応した充電器を使うと爆発の危険性があるので絶対に使ってはいけません。次に充電器をつなげていきますが、充電器の電源が入っていると接続時火花が散るので電源をOFFにした状態で、プラスマイナスを合わせてプラス、マイナスの順で接続しましょう。 開放型バッテリーの場合、前述した通りガスが発生するので液口栓を外しておきます。 MFバッテリーにもよく見ると栓がありますが、いかなる場合でも外してはいけません。 準備が整ったら充電器の電源を入れ充電します。放電具合にもよりますが充電には数時間掛かります。充電器は充電具合が分かるようになっているので、様子を見て充電を終えます。製品によっては満充電になれば自動的に充電が終わるものもありますが、いずれにしろ、特にMFバッテリーの場合は時折バッテリーが異常発熱していないか確認し、もしそうだったらすぐ充電を止めます。 充電開始後すぐ満充電になる場合、逆に24時間以上経っても完了しない場合はバッテリー不良(寿命)の可能性が高いです。前者は、マルチテスターで計測してみても正常と言える電圧(13Vほど)が出るのですが、短時間で電圧が大きく降下します(正常な場合でも充電直後はそれ以降より少し電圧が高くなります)。怪しい場合、充電後30分程度経ってから再度電圧をチェックしてみましょう。 補充電作業に問題がないのにいざ使ってみると短期間でまた補充電が必要になる場合、上記した車載時の充電電圧に問題なければメインスイッチがOFFでも電気が流れる暗電流が発生している可能性があります。その点検と対処は初心者レベルを超えるのでここでは割愛します。疑われたらショップに相談しましょう。 充電が無事終わったら、開放型であれば液口栓をつばがバッテリー本体に密着するまでしっかり差し込みます(車体取付時、ガス用ホースの接続も忘れずに)。それから車体に正しい向きセット。端子に配線を接続しますが、外す時とは逆にプラス、マイナスの順に取り付けます。これはもちろんショートを避けるためです。このとき、ネジの締付け具合が弱いと接触不良を起こすのできちんと締めておくこと。配線接続後はプラス端子を覆うカバーも忘れず取り付けましょう。 改めて接続状態を確認し、問題がなければメインスイッチをONにしてエンジンが始動するか、ライト類が正常に動作するかをチェックします。以上で補充電は完了です。