長野電鉄 運転士不足で特急列車が半減 バス運行も観光に影響【長野】
運転士不足などを理由に長野電鉄は11日から12月上旬まで特急の本数を半減します。 夕方の通勤時間帯にはバスを運行しますが、観光地への影響もあるようです。 ■記者 「本来こちらのホームに特急列車がする予定でしたが、きょうから減便が始まっており、その姿はありません」 長野駅と湯田中駅間を結ぶ長野電鉄の特急列車。9月11日から12月10日まで、その本数が20本から10本と半分に減ります。 ■長野電鉄鉄道事業部・岡部公平 運転係長 「さらなる退職者が出るなど、電車を運行するにあたり乗務員を回していく中で厳しい面が出てしまった。これ以上乗務員に無理をさせてしまうと、事故につながる可能性がある」 運転士不足による一時的な減便。これに伴い、同じグループ会社の長電バスが11日から帰宅ラッシュの時間帯に合わせて急行バス「夜特急」を運行します。 午後6時前に長野駅東口を出発、「市役所入口」と「権堂」の停留所に止まり、須坂駅まで運行します。料金は乗車区間に関わらず1000円で、電車の定期券を持っている人は500円です。 ■長野電鉄鉄道事業部・岡部公平 運転係長 「ある程度、乗客の多い時間帯に減便という形になったので、こちらの方も最初懸念していた時間ですので、長電グループの中で協力し合えることは大変ありがたく思っている」 長電バスによりますと長野駅東口と志賀高原を結ぶ「志賀高原線」で夕方東口につく車両を利用するため、運転手の負担は少ないそうです。 一方、特急が停まり栗の産地として知られる小布施町は… ■小布施町産業振興課・湯浅憲彦 課長補佐 「9月の連休からお客さんが来ると思うので、これからかき入れ時です。勝手な都合かもしてないが運転手を増やしてもらって従来通りの便数に戻してもらいたい」 長野電鉄によりますと特急の他にもイベント列車である「北信濃ワインバレー列車」を来年1月中旬にかけて一部運休します。 同じ時期に運転士が2人増える予定で、これまで通りの電車の運行ができるようになる予定です。