60歳からは「体ではなく頭を使う」。前向きに暮らすための4つの考え方
食事や時間の使い方、身につけるもの。変わっていく「今の自分」に合わせてしなやかにアップデートすることで、無理せず、心地いい日々を送ることができます。ここでは料理研究家のウー・ウェンさんの、前向きでいるための習慣や考え方、体を整えるコツなどをご紹介します。
前向きでいるための習慣と考え方
「今の自分」に合わせた、心地いい日々を送っているウー・ウェンさん。朝はおなかをすかせて目を覚まし、たっぷりの朝食を。夜は19時までに軽い食事をすませ、ぐっすり眠る。そんな体の欲求に素直に従うようにしているそうです。 まずは、ウー・ウェンさんの前向きでいるための考え方や習慣をご紹介します。
●思い立ったら、会いたい人に会う、行きたいところに行く
子育てが終わり、今は自分のためにお金や時間を使えるとき。 「いつまで健康で、自由でいられるかはわからないもの。時間ができたら、フットワーク軽く出かけるようにしています」
●服を150着処分。余白の気持ちよさがクセに
3年前、洋服を150着処分。段ボールにつめて買取サービスに依頼しました。 「クローゼットにゆとりができたら、『余白』が気持ちよくて。増えないよう定期的に見直しています」
●続けられないことは無理をしない
「子どもたちにすすめられ、スポーツジムには3回入会して、3回退会しました。もう二度と入会しません(笑)」 代わりに階段の上り下りなど、日常の中でできる運動を意識。
●60歳からは体ではなく頭を使う
「年齢を重ねるほど、経験と知識を蓄えてできることは増えるもの。ただ体が追いつかなくなるんですよね。今までは体力で乗りきっていましたが、これからは“頭”を使うことを意識しています」 変化を悲観せず、新しい工夫を試すチャンスと考えて。
ウー・ウェンさんの体を整える習慣
スポーツジムに通わなくても毎日の暮らしの中で体を動かし、無理なく健康管理をされている、ウー・ウェンさん。生活で取り入れている4つのことを教えてもらいました。
●老眼鏡はカラフルなフレームのものをあちこちに
しょっちゅうかけたり外したりする老眼鏡は、手頃な値段のものを家や仕事場のあちこちに。 「カラフルでかわいいデザインのものなら、気分が上がります。丸いフレームの老眼鏡はお気に入りで、色違いを何色も持っています」(ウー・ウェンさん、以下同)