「緊急事態宣言」安倍首相が会見(全文2)30万円給付は5月に始めたい
安倍晋三首相は7日午後7時より、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言」発令で安倍首相が会見 ノーカット(2020年4月7日)」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言」発令で安倍首相が会見 ノーカット ◇ ◇
国民の協力を得るために何が最も重要か
共同通信:よろしくお願いします。幹事社、共同通信の吉浦です。総理が発出された緊急事態宣言によって、対象地域の知事は法的根拠を持った措置が可能となります。私権の制限を伴う重い決断ですが、その措置は要請も多く、外国の制度と比べて強制力が弱いともいわれています。それだけに、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐには国民1人1人の協力が欠かせません。総理はこのウイルスとの闘いを終息させるために必要な国民の自発的な協力を得るために何が最も重要だとお考えでしょうか。1カ月後、どのような感染状況になっていると想定されているのか、また、依然として感染拡大が続いている場合は、より強制力のある法改正に取り組む可能性があるのかどうかをお伺いします。 安倍:今回の緊急事態宣言は、確かに今おっしゃったように、海外で行っている、例えばロックダウンとか都市封鎖、強制力を持って罰則があるようなものではありません。大切なことは、国民の皆さまに協力をしていただくことであります。国民の皆さまの行動変容、いわば行動を変えていただくことが終息に向けて何よりも必要であります。ですからそういうご理解をいただくことが私は一番大切だと考えています。 専門家の皆さんの試算では、私たちが努力を重ね、人と人との接触を最低で7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、そして減少に転じていくことができるということであります。まさにこの暗いトンネルを抜けていくためには、国民みんなでこの努力を重ねなければならないと思っています。もちろんそれは、7割、8割減らすということは並大抵のことではないと思いますが、国民お1人お1人のご協力をいただければ必ず達成できると、こう確信をしております。ですから今日からそういう行動をぜひお願いしたい、ご協力をいただきたいと、こう思っています。 司会:それでは幹事社もう1社、お願いいたします。はい、どうぞ。