大阪市・松井市長が定例会見9月1日(全文1)今の状態で解散はないと思っていた
児童・生徒の重症化事例がないのは府内か
毎日新聞:毎日新聞の野田と申します。今の学校の関連なんですけれども、事実として児童・生徒の重症化した事例がないということなんですが、これは大阪府内で出ていないということになるんでしょうか。 松井:うん。そういうふうに、大阪府の発表でも児童・生徒で重症になったという事例は聞いておりません。以前に高校生の方が1名重症と発表されましたけれども、現状をちょっと聞き取らせていただくと、症状は中等症1であったと。症状は。で、大事を取って重症のICUでの治療を、治療というか、手当てをしたというふうに聞いています。だから実際には重症というような状況ではなかったと、そういうふうには聞いています。 毎日新聞:すみません、仮に全国的に子供の重症事例が出てきた場合に、大阪市の学校運営について何か検討するという可能性はあるんでしょうか。 松井:いや、それは重症事例が出てきた場合、なぜそうなったのかという、それを検証してからやっぱり判断をしていきます。児童・生徒の中でも、やはり基礎疾患があったりなんかいう場合は、そういうリスクは上がってくるわけですから、それは1人1人の状況、その児童・生徒の体調だとか、それから基礎疾患があるだとか、個別の事情をやっぱりしっかり見極めて判断をすることになると思います。 司会:次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。関西テレビさん。
全生徒へのPCR検査実施に踏み切る考えは
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。学校の件なんですけれども、今、保健所が濃厚接触者の認定をされたあとに公費でのPCRを受けるって流れだと思うんですが、国費負担か大阪市独自の負担かっていうのはちょっといったん置いといてなんですけども、感染者が出た場合に調査がすぐ行われればいいとは思うんですが、なかなかそこに時間が掛かっていて、例えば1人でも感染者が出た場合に、全生徒、児童・生徒に対してもしPCRができれば保護者の方々は安心なのかなとは思うんですが、そこまで踏み切っていくということは、ご検討ありますでしょうか。 松井:今の感染状況ではPCRのキャパシティーというのも、今、PCR検査のキャパシティーを精いっぱい回しながらやっている中ですから、全ての、各学校で1人出た場合、その学校の児童・生徒全員にPCRを回すというような、物理的にちょっと厳しいんじゃないかなと思います。PCR検査も、これは検査体制がいくらでも無尽蔵にあるわけではありませんから。今はPCR検査をやれるキャパシティーの中で精いっぱい、感染拡大のこの時期の中で検査を実施しているわけですから。やっぱりこれは、優先順位でいくと、学校で1人が出たら全生徒にするというようなちょっと対応は厳しいと思います。 司会:次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。朝日放送テレビさん。