3年以内に「35%が辞める」Z世代離職の3つの理由 「Z世代の離職」を防ぐ関わり方、組織の作り方
30~34歳:17.2% 35~39歳:8.9% 40~44歳:9.6% 45~49歳:4.9% 50~54歳:3.3% 55~59歳:3.5% 60~64歳:1.0% 65歳以上:1.7% 【女性】 19歳以下:2.9% 20~24歳:13.5% 25~29歳:11.1% 30~34歳:12.3% 35~39歳:13.4% 40~44歳:13.3% 45~49歳:15.1% 50~54歳:7.2% 55~59歳:7.4% 60~64歳:8.3%
65歳以上:3.0% このデータを見ると、若い世代が労働時間に対する不満が原因で離職するケースが多いことがわかります(また、女性の30代、40代も数字が高くなっていますが、これは育児や家事、介護などがあるため、時間の融通が利く会社で働きたいというニーズの表れです)。 そのため、若い世代の離職を防ぐうえでは、残業や休日出勤をさせないように、そして有給休暇はしっかりとれるように、業務の負担に配慮することが重要です。
2つ目に、「人間関係」が挙げられます。 Z世代の人は就職するまでに親や先生から厳しく叱られる機会が減っており、少子化により兄弟が少ないことから兄弟喧嘩をあまりしておらず、強い感情をぶつけられること、人間関係のストレスを感じることへの耐性が弱い傾向にあります。 そのため、上司から叱られたり、お客様からクレームを言われたりすると心が折れて辞めるというのも主な離職の理由となっています。 また、「わからないことがあって上司に話しかけたら面倒くさそうに対応された」「仕事についていけなくて肩身の狭い思いをした」「お客様に冷たくされた」といったことでもストレスを感じ、耐えられなくなることもあります。
■Z世代を辞めさせないための上司の対応 そのため、次のような関わりを行うことが重要です。 ・話しかけやすい雰囲気を作り、質問があった場合はウェルカムに応じる ・1日1回は「わからないところない? 大丈夫?」と声掛けをする ・常に相談できるメンターを付ける、人事の相談窓口もあったほうが望ましい ・叱るときは良い点を認めた上でプライドを傷つけないように叱る ・きついお客様は担当させない 「こんな過保護のような接し方をずっとしなくてはいけないのか?」