【働き手不足は止まらない】日本社会の人材不足を多角的に分析 原因と解消策を示す記事8選
8:【脱・人口減決定論】人手不足は少子高齢化のせいではない 真犯人はいったい誰なのか?(2024年2月28日)
人口減がデフレをもたらし、人手不足をもたらしているという人口減決定論はあらゆるところで強い力を持っているようだ。ただ、最近の日本経済新聞は、「「人口が減ればモノやサービスの需要が落ち、デフレになる」が通説なのだが、このところ人手不足による賃上げが要因の値上げが起きている」と述べている(「「人口減デフレ」の通説覆す」日本経済新聞2024年2月12日)。 しかしそれでも、人口減が雇用状況やデフレを説明するという人口減決定論は根強いものがある。うち、人口減と雇用状況を結び付ける議論に対して考えたい。ただし、人口減決定論と言っては単純化しすぎで、人口減に伴う高齢化という人口構成変化とそれによる社会構造の変化が雇用情勢の変化をもたらしているというべきかもしれない。まず、簡単なものから議論したい――。 【脱・人口減決定論】人手不足は少子高齢化のせいではない 真犯人はいったい誰なのか?
WEDGE編集部