菅首相は初参加 2年ぶりの党首討論(全文3完)守れなくなったらやらないのは当然
守るのが私の責任
菅:尾身分科会の先生のお話がありました。尾身先生については、これは分科会の担当の西村大臣、毎日のように緊密に意見交換しており、私も報告を受けております。当然、尾身先生のご意見も参考にして感染対策の詰めというのは、これは行っていく。こういうことになるだろうというふうに思います。今、志位委員長が前提で言われたということを全て行うかどうかもまだ決まってないんじゃないでしょうか。 大塚:志位委員長。 志位:私が聞いたことに答えてない。私が聞いたのは、今、命をリスクにさらしてまでオリンピックを開催しなければならない理由ですよ。感染対策、いくらやってもリスクを下げることはできるかもしれないけど、ゼロにはできないんです。理由を答えてください。 大塚:菅総理大臣。 菅:国民の命と安全を守るのは私の責務ですから、そうでなければできないということを私は申し上げているんじゃないですか。守るのが私の責任であります。守れなくなったらやらないのは、これ当然だと思いますよ。それが前提だということを私は先般申し上げました。 大塚:志位委員長。 志位:私は、今のままやったら明らかにリスクが増えると。これはもう専門家からも明らかになっている。そのときになぜそういう状況の下で、まだオリンピックやめると言ってないでしょう。それをなぜ開催するのかの理由を聞いたけど、お答えがない。埼玉県の大野知事は、県内2カ所で予定していたパブリックビューイングの中止を発表しました。感動の共有、そして感染リスク、これを比較して中止を判断したわけですけども、これが当たり前だと思いますよ。国民の命よりも大事なものはないんです。日本国民の命を私はギャンブルに賭けるようなことは絶対にやるべきじゃない。オリンピック・パラリンピックは中止して、そしてあらゆる力をコロナ収束に集中させるべきだということを求めて終わります。 大塚:本日の合同審査会はこれにて散会いたします。 (完)【書き起こし】菅首相は初参加 2年ぶりの党首討論