さとうほなみの役者魂 “ゲス乙女”以前からあこがれた演技の道
さとうほなみが注目を集めている。もともとバンド・ゲスの極み乙女。のドラマー、ほな・いこかとして知られるが、今年は役者としての活躍も目立ち、さとうほなみの名前も着実に浸透しつつある。昨年3月に上演予定でコロナ禍のため本番直前に延期となった舞台「カノン」が先月から上演され今月無事に千秋楽を迎えた。またドラマではないが7月から今月10日までABEMAで配信された恋愛バラエティー「私たち結婚しました」では俳優・野村周平とのペア出演が反響を呼んだ。来年初春に公開を控える瀬戸康史主演映画「愛なのに」への出演も話題だ。今年から来年にかけて大きなステップアップの年といえそうだ。
「黒革の手帖」銀行員役で本格デビュー
さとうはもともとバンドを始める前から演技に関心があったといい、2012年に結成されたゲスの極み乙女。での活躍でブレークしてからもずっと役者をやりたいという思いを抱き続けていたという。 そんなさとうが本格的に女優デビューを果たしたのが2017年に放送された武井咲主演の連ドラ「黒革の手帖」(テレビ朝日系)だった。 「厳密にはそれ以前、10代の頃にもタレント活動を行い演技をした経験はあって2002年8月にフジテレビ系で放送された松浦亜弥主演のドラマ『天使の歌声 ~小児病棟の奇跡~』に佐藤穂奈美名義で出演した実績もあります。ただあくまでも本格的なデビューは『黒革の手帖』で『ゲスの極み乙女。のほな・いこかが女優デビュー』としてメディアに取り上げられました。美人すぎるドラマーとかかわいすぎるドラマーといわれ人気だったさとうさんが女優業と二足のわらじを履くことが話題になったわけです。役どころは武井演じる主人公の原口元子が派遣社員として勤務する東林銀行世田谷北支店に正行員として入ってきた丸山聖華。大手取引先の娘で銀行にはコネで入ったため、元子たち派遣組とは対立する役柄でした。制服姿がきれいでしたよ」(テレビ情報メディア40代女性編集者)