【ニッポンの性】5年以上セックスしていない「セカンドバージン」、どうやって脱出するの?
Bさんの場合:12年のセカバー期間を経て、アラフィフで人生初のオーガズムに開眼。
前述のAさんと同じく長らく性欲がないタイプだったBさん(49歳)。「今の彼とするまでは、セックスって地獄だと思っていた」という彼女が人生初のオーガズムを得たのは去年のこと。一体何が起こったのだろう。 37歳で離婚するまで元夫とは2年ほどレスが続き、離婚後も12年ほど誰ともしていなかったという。「今まで付き合った人、全員が淡白だったんですよね。それに私の膣が小さいのか、濡れないし挿入されても痛いだけだし、向こうはキツくてすぐにイッてしまう。セックスの気持ち良さを味わったことがなかったんです」。 ふたりの子どもを育てるシングルマザーだということもあり、再びセックスをしたい願望はゼロだった言う彼女。しかし40代半ばになって同じバツイチの同級生から「セックスってすごく楽しいから、しないのはもったいないよ。私は今恋愛をしていて楽しいの」と言われて、「そんな世界があるんだ」と目から鱗が落ちたような気分に。 その後X(旧Twitter)のDMで知り合った年下の男性と交際して、脱セカバーはお酒に酔った勢いであっさりと。その男性とは2年ほど付き合ったものの、結局何度してもやっぱり痛いだけ。さて、そこからが件の「人生初オーガズムを味わせてくれた彼」の登場である。 どうやらポイントは「安心感」のようだ。知り合ってから7年以上、ずっとLINEでのやり取りを続け、その間彼女のことをベタ褒めしてくれたのが今の彼。以前は自分の顔が嫌いで鏡を見るのも嫌だったBさんが、彼のおかげで顔出しでYouTuberになるまでに自己肯定感が上がったという。「去年末くらいから週1の頻度でホテルにお泊まりをしているのですが、生まれて初めて、セックスが素晴らしいと感じて。心が開くと身体も開くっていうのを、実感しています」。丹念に時間をかけて前戯に時間をかけてくれる彼とは「毎回最高」らしい。 毎回ホテルのスイートルームを取ってくれて、お互いに昼間は仕事をしつつ、夜はセックス。だけどセックスがあってもなくても心地いい時間を過ごせる相手であることが、一番の幸せ。 「心から感じるセックスを経験したことで変化したものは?」という問いに、「人生の安定感が生まれた」とBさん。「苦手なセックスを克服できたというのがいちばん嬉しい。あと、いいセックスを知ったら、遊びのセックスには興味がなくなりました」。