桐蔭学園が高校ラグビー連覇 体格差はね返した一丸プレー その他高校スポーツまとめ
高校スポーツを盛りだくさんでお伝えします。まずは、ラグビー。聖地・花園で決勝戦が行われました。そして、女子サッカーは冬の女王の準決勝があり、春の高校バレーは大会3日目に突入しています。 【画像】桐蔭学園、2年連続5度目の優勝 申驥世主将「最後に優勝できて本当に良かった」
■有力校が恐れる「魔の3日目」
春の高校バレー3日目は、大会期間中、最もきつい一日。通称「魔の3日目」。選手たちは疲労がたまるなか、3回戦・準々決勝と一日に2試合を戦わなければなりません。 過去には、多くの有力校が魔の3日目に姿を消しました。最大の難所を乗り切れるのでしょうか!?
■共栄学園 5大会ぶりに準決勝進出
魔の3日目、女子3回戦に臨んだ東京・共栄学園。注目はエース・秋本美空選手(3年)。ロンドンオリンピック銅メダリストの母・大友愛さんがスタンドから見守ります。 まずは強烈なスパイクを決めると、184センチの高さを生かしたブロック。チームを牽引(けんいん)し、2年前の優勝校、宮城・古川学園をストレートで破ります。 喜びも束の間。試合直後、選手たちはすぐさま体のケア。練習を再開し、続く準々決勝に向かいます。 3回戦から3時間後、準々決勝の相手は、7回の優勝を誇る名門の大分・東九州龍谷。第1セット。秋本選手は3人のブロックをものともせず、スパイクをたたき込みます。 しかし、東九州龍谷も1年生エース・中願寺莉音選手(1年)が躍動。同じ条件で戦うなか、互いに譲りません。 それでも共栄学園。仲間がつないで秋本選手が決めれば、今度はレシーブ。最後は中山楓選手(3年)が決めて、第1セットをものにします。 第2セットに入ると、秋本選手の勢いが止まらず、連続ポイント。魔の3日目を乗り越えた共栄学園。5大会ぶりに準決勝進出です。 秋本選手 「2試合あって、みんな疲れてて集中力が切れてしまう。試合が終わったら倒れるくらい本気でやって絶対に勝とうと思っていた。次の試合は去年、日本一をとった就実(岡山)なので、つないでラリーして最後は自分が決めたい」