安倍首相が自民総裁に連続3選(全文1)森友加計問題、求めあれば丁寧に説明
週明けからは外交も始動
週明けから外交も早速始動いたします。国連総会に出席するためにニューヨークに向かいます。世界の首脳たちが集うこの機会を生かし、注意を俯瞰する視点で積極的な外交を展開する考えであります。トランプ大統領とも日米首脳会談も行う予定です。FFR協議が進む中で、日米の通商関係の未来について、また世界の新しいルールづくりに向けて日米両国が果たすべき役割についても大いに議論したいと考えています。 来月の私の中国訪問に向けた調整も進んでいます。その先には東アジアサミット、APEC、そしてアルゼンチンでのG20サミット。こうした機会を生かし、ロシアのプーチン大統領とも首脳会談を重ねていきたいと考えています。さらには、国際社会との連携の下に北朝鮮の核ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題の解決に向けて、次は私自身が金正恩委員長と向き合わなければならないと考えています。 戦後日本外交の総決算を行っていく。そしてアジア太平洋からインド洋に至る広大な地域に、新しい時代の平和と繁栄の礎を築く。わが国として世界の真ん中で強いリーダーシップを発揮していく考えです。 年が明ければ歴史的な皇位の継承が行われます。そのあとには世界の主要な国々のリーダーを日本に招き、わが国が初めてG20サミットの議長国を務めます。その翌年には東京オリンピック・パラリンピック、まさに歴史の大きな転換点になって、日本の明日を切り開いていく。私はその先頭に立つ決意であります。 国難とも呼ぶべき少子高齢化に立ち向かい、激動する国際情勢の荒波に立ち向かっていく。そして70年以上一度も実現してこなかった憲法改正にいよいよ挑戦し、平成のその先の時代に向かって新しい国造りに挑んでいきます。そのスタートに当たって、国連総会から戻り次第党役員人事、内閣改造を行う考えであります。未来を見据えた国造りという大事業に当たっては、できるだけ幅広い人材に活躍のチャンスをつくりたいと考えています。