安倍首相が自民総裁に連続3選(全文1)森友加計問題、求めあれば丁寧に説明
自民党総裁選は20日午後1時から投開票が行われ、安倍晋三首相(党総裁)が計553票を獲得し、連続3選を果たした。石破茂元幹事長は計254票と善戦した。 20日は自民党本部で国会議員(計405票)による投票が行われ、既に締め切られた党員・党友によるいわゆる地方票(計405票)と合わせて開票された。それぞれ405票ずつの計810票で争われたが、このうち議員票の有効投票数は402票だったため過半数は404票となり、安倍首相が新総裁に選出された。 総裁選終了後の午後6時から安倍首相が記者会見を行い、全世代型の社会保障改革、戦後日本外交の総決算、そして憲法改正に取り組む意向をあらためて示した。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】自民総裁選 安倍首相が石破氏を破り連続3選 憲法改正に意欲 」に対応しております。
全国で防災、天災、国土強靭化のための緊急対策を3年間で集中的に実施する
後藤:ただ今より今回の総裁選挙で当選を果たした安倍晋三総裁の記者会見を行います。私、司会を務めます、報道局長の衆議院議員、後藤茂之でございます。最初に安倍晋三総裁よりごあいさつを申し上げたのち、平河クラブ幹事社による代表質問を3問、その後時間の範囲内で平河クラブ加盟者からの質問をお受けいたします。なお、会見の所要時間は30分とさせていただきますので、ご協力をお願いいたします。それでは安倍晋三総裁お願いいたします。 安倍:先ほど総裁選挙が終了し、あと3年、自由民主党の総裁の重責を担うこととなりました。大変身の引き締まる思いであります。まず私の訴えに対して力強いご支持をいただいた全ての同僚議員、そして党員、党友の皆さまにあらためて御礼を申し上げたいと思います。 特に全国の党員、党友の皆さまからは前回、6年前の総裁選挙の2.5倍、35万票を上回る得票をいただくことができました。これまで6年間にわたる経済政策、外交、安全保障政策の実績の上に、さらに3年間、この誇りある自由民主党を率い、引き続き国家、国民のため、強力なリーダーシップを発揮せよと力強く背中を押していただいたものと考えています。 ただちに仕事に取り掛からなければなりません。北海道胆振東部地震、台風21号、大阪北部地震、そして西日本豪雨、この夏は自然災害が相次ぎ、列島に甚大な被害をもたらしました。それぞれの被災地では多くの皆さんが今なお、大変な困難に直面しておられます。総裁選挙の期間中も政府として予備費の執行など、何よりも災害対応を第一に取り組んできたところでありますが、1日も早い生活再建、なりわいの復興に向けて北海道全域で宿泊料金の割引を速やかに実施するなど、取り組みをさらに加速しなければなりません。併せてこの夏は猛暑による熱中症も相次ぐなど、全国の皆さんが近年の急激な気性の変化、それに伴う自然災害の増加に大きな不安を抱えておられます。 この総裁選挙でも全国で防災、天災、国土強靭化のための緊急対策を3年間で集中的に実施することをお約束させていただきました。強靭なふるさとづくりは待ったなしの課題です。ただちに着手いたします。被災地の復興を加速することと併せ、小中学校へのクーラー設置やブロック塀の安全対策など急を要する対策について、来たる臨時国会に補正予算を提出する考えであります。速やかに編成作業を開始します。