富山県で1時間に約130ミリの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
気象庁は、富山県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。 【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】 富山県 上市町東種 131ミリ(午後1時50分) 上市町付近 120ミリ以上(午後1時50分) 魚津市付近 約100ミリ(午後1時50分) 滑川市付近 約100ミリ(午後1時50分) 上市町伊折 111ミリ(午後1時40分)
北陸を含む西日本や東日本は、太平洋高気圧の縁を回って流れ込む暖かく湿った空気や日中の気温上昇の影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。夜遅い時間にかけて、局地的に積乱雲が発達して、非常に激しい雨の降る所がある見込み。富山県では災害発生の危険度が高くなっている所もあるため、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要だ。 また、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。
記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。