列島不安定 強雨による道路冠水や河川増水に注意 台風10号は列島直撃のおそれ
きょう25日(日)も、南西諸島や九州から東北にかけて、大気の状態が非常に不安定になりそうだ。局地的に短時間で一気に道路が冠水するような雨の降り方になる見込み。猛烈な暑さは収まる所が多くなるが、湿度が高く不快な蒸し暑さは続く予想。台風10号は、28日(水)以降、強い勢力で列島に接近するおそれがある。今後も情報に注意したい。
大気の状態 非常に不安定
きょう(日)も大気の状態が非常に不安定で、九州から東北にかけてはきのうより広範囲で雨や雷雨になりそうだ。朝は日本海側ほど、日中は広い範囲で不安定になる見込み。局地的に非常に激しい雷雨になるおそれがあり、特にアンダーパスなど道路の冠水や小さな川の増水に注意が必要だ。竜巻などに激しい突風などにも気をつけたい。 南西諸島も熱帯低気圧の影響で、大気の状態が非常に不安定で、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要になる。一方、北海道は雲が多いが日本海側ほど晴れ間がありそうだ。
猛暑日激減も熱中症注意
最高気温は、東京都心はきのうと同じくらいで、33℃の予想。福岡で34℃、名古屋でも33℃など35℃を下回り猛暑日を解消する所が多くなりそうだ。猛暑日エリアは縮小し、地点はきのうより激減する見込み。ただ、熊本や京都で36℃、鹿児島や高松、大阪などは35℃と、西日本では35℃以上の猛暑日になる所があるほか、35℃に届かない所も不快な蒸し暑さになることに変わりない。引き続き、熱中症対策が必須だ。
台風10号 列島直撃のおそれ
強い台風10号は、27日(火)ごろにかけて日本の南を発達しながら北上し、28日(水)以降に強い勢力で西・東日本に接近するおそれがある。 このため、西・東日本の太平洋側では、あす(月)から風や波の影響が次第にではじめ、場所によっては台風の外側の雨雲がかかり始める可能性がある。西・東日本では27日(火)から28日(水)にかけて、北日本は28日(水)から29日(木)にかけて大荒れの天気になる見込み。また、北海道は前線の影響で台風が近づく前から大雨になりそうだ。大雨や暴風、高波や高潮とあらゆることに警戒が必要で、台風への備えは早めに済ませたい。交通機関が大きく乱れるおそれがあり、予定の変更なども考えておきたい。 (気象予報士:丸田絵里子)