4連覇中マンCが再び連敗「不思議だ」 英紙不安「オープンな守備」…直近リーグ7戦5敗
シティは敵地でアストン・ビラに1-2敗戦
イングランド1部マンチェスター・シティは12月21日、プレミアリーグ第17節アストン・ビラとのアウェー戦で1-2の敗戦となった。連敗となり、直近のリーグ戦7戦で1勝1分5敗。ペップ・グアルディオラ監督の率いるプレミア4連覇中クラブの異変が現地でも囁かれている。 【実際の映像】「こんな簡単に」「守備崩壊」 マンCが1本のパスで簡単に失点してしまったシーン シティは2020-21年シーズンから怒涛のプレミアリーグ4連覇を達成。グアルディオラ監督の下で輝かしい功績を収めてきたが、今季は11月以降躓いている。11月2日の第10節ボーンマス戦(1-2)を境にリーグ4連敗。第14節のノッティンガム・フォレスト戦(3-0)で勝利を収めるも、続くクリスタル・パレスとの試合で2-2のドロー、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチでは1-2と今季4敗目を喫した。 迎えた敵地でのアストン・ビラ戦。先手を取りたいシティだったが前半16分、守備の綻びが失点につながってしまう。アストン・ビラGKエミリアーノ・マルティネスの縦パスを受けたMFユーリ・ティーレマンスが絶妙なターンからロングスルーパスでFWモーガン・ロジャーズへ。最後はラストパスを受けたFWジョン・デュランが冷静に沈めた。 1点ビハインドを負ったシティ苦境に立たされると後半20分、今度はロジャーズがシティ中盤2人の間をドリブルで突破。そのまま前線へ持ち運ぶと、味方とのパス交換からペナルティーエリア内で再びボールを受け左足でネットを揺らす。後半アディショナルタイムに1点を返したものの、この2点をひっくり返すことができずシティはリーグ2連敗となっている。 英紙「ザ・サン」は簡単に裏のスペースを空けてしまった1失点目について「シティの守備はとてもオープンで、ペップらしくない」と驚きを報じた。またシティ劣勢で進んだ試合展開について「なぜアストン・ビラがもっとリードしていないのか不思議だ」といった評価も論じている。 シティはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、カップ戦の試合も合わせると、直近の公式戦で1勝2分10敗(13試合)。わずか1勝のみの苦しい状況下が続くシティは、26日に次節エバートンとのホーム戦が待ち構えている。
FOOTBALL ZONE編集部