思わずウルッときたドリスのいない「ドリス」、「ザ・ロウ」と「クレージュ」でミニマルについて考える 2025年春夏パリコレ日記Vol.2
もちろん、幾百、時には数千のメタルパーツを幾何学的に組み合わせたミニドレスも健在です。
そして、雨が降り続ける中「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」への移動を始めますが、大渋滞でなかなか前に進まない(笑)。右岸から左岸への大移動にヤキモキしましたが、藪野さんが先に到着してくれて、ILLITパパラッチを終えてくれましたね(笑)。
ILLITの目の前で見る「アクネ ストゥディオズ」の違和感あるデザイン
藪野:すごい雨でしたよね……。そんな天候でも会場前はファンが大勢集まって、ほんとに熱を感じます。今シーズンもちょうど会場に着いた時に後ろからすごい歓声が上がったと思ったら、NCTのジャニーが到着。その直後にILLITも来たので、すんなり撮影できて、とりあえず第一ミッションクリアです。しかもラッキーなことに日本のメディア席はILLITの目の前で、しっかり手も振ってもらえました。ただ、ず~っと愛想良くにこやかに皆さんに対応していて、疲れてしまわないか、老婆心で心配にしてしまいました。
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コレクションの着想源は「ねじれた家庭の情景」。クリエイティブ・ディレクターのジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)は、古典的な家庭のルールが実際にファッションに置き換えられるのかを自問自答したといいます。結果生まれた服は、カーテンから着想したドレープドレス、ビニール加工されたテーブルクロスのような生地のトップス、素朴なクロシェ編みを用いたドレスなど家にあるものにつながる表現から、歪んだり縮んだり膨らんだりといった違和感あるシルエットのアイテムまで。レザージャケットやデニムは、発泡スチロールをボンディングすることでぷっくりと膨らんだようなシルエットに。テーラードジャケットもボンディング加工することで構築的に仕上げています。一方、リブニットはボディーラインにぴったりフィット。モヘアのセーターは間違って乾燥機に入れてしまったかのように縮んじゃって、ところどころに虫食いのような穴が空いています。