「とりあえずビール」は死語? 忘年会に向かう酒飲み全員必読「飲めない人たち」のホンネ!
確かに「日本人はアルコールに弱い」というのはよく聞く話である。実は、中国の長江の河口周辺に遺伝子的なルーツを持つ人々はお酒に弱い人が多いという研究データもある。 そういった人々は体内でアルコールを分解したときにできるアセトアルデヒドを分解する酵素をあまりつくれないためだ。ちなみに、日本の中でも東北や九州ではこうした遺伝子を持つ人が少ないので、酒豪が多いのだという。 さて、続いて「お酒をまったく飲めない」と答えたうちの200人に、実際にはどれくらい飲めないのかを聞いた(Q2)。結果、実に73%もの人が「ひと口も飲めない」と回答。 つまり、1000人中150人弱、10人中なら1人以上が「乾杯のビール」も厳しいという計算になる。「注文に手間取るから、1杯目は全員ビールね!」などという飲み会もまだあるが、飲めない人にとっては万事休すだ。 また、飲めない理由(Q3、複数回答可)として最多だったのは、52.5%の「気分が悪くなるから」という体質の問題。次に「酔った状態が好きではない」(45.5%)、「頭が痛くなるから」(29.5%)と続く。 ■飲めなくても飲み会は好き? それでは果たして、まったく飲めない人たちは飲み会が好きなのだろうか?(Q4) 残念ながらというか当然というか、49%が「嫌い」と答えた。「どちらかといえば嫌い」も含めると74%の人が否定的だ。 嫌いな理由(Q5、複数回答可)を聞いてみると、「お酒を飲まなければいけないプレッシャーを感じるから」(31.08%)や「半ば強制的にお酒を飲まされることがあるから」(18.92%)と、やはり間接的であれ直接的であれアルハラへの警戒感は強いようだ。 だが、飲み会が嫌いな理由で最も多かったのは、「ソフトドリンクしか飲んでいないため、割り勘だと損をするから」(50.68%)だった。普通の居酒屋ではやはりアルコールのほうが単価は高く、ウーロン茶やコーラなどのソフトドリンクは安価だ。しかも、お酒を飲み始めたら何杯も飲む人も多い。 これに対し、ウーロン茶やコーラなどのソフトドリンクをそこまでたくさん飲む人は少数派。となってくれば当然、会計を割り勘すればノンアル勢のほうが割を食うことになる。