ダイムラートラック、大型EVトラクターの量産スタート 満充電で500km走行可能
ダイムラー・トラックは、11月末から大型電気トラクター(けん引車)「メルセデス・ベンツ eアクトロス600」を独ヴェルト工場で量産すると発表した。2023年末に販売後、すでに2千台を受注している。 1回の充電で500㌔㍍走る。法的に定められたドライバーの休憩中に充電すれば一日1千㌔㍍以上を走行できるという。バッテリー容量は600㌔㍗時以上。独自で新開発したeアクスルを搭載する。eアクスルやトランスミッション部品などは、マンハイムやカッセル、ガゲナウにある工場で生産する。 同社は、24年夏にeアクトロス600のプロトタイプ2台で約7週間の実証を実施。それぞれ総重量40㌧で、欧州22カ国・1万5千㌔㍍以上を走り、性能を確認したという。 17日から独ハノーバーで開かれている「IAAトランスポーテーション2024」でも披露されている。