サメ肌で燃費改善 JALのリブレット737に「Refresh」ロゴ
塗料関連事業を手掛けるオーウエル(7670)は11月8日、日本航空(JAL/JL、9201)とJAXA(宇宙航空研究開発機構)の3者で実施している航空機のCO2(二酸化炭素)排出量削減に向けた実証実験で、サメ肌の構造を模した「リブレットフィルム」を貼り付けたボーイング737-800型機の国内線仕様機(登録記号JA331J)に、ロゴマークを貼り付けたと発表した。 【写真】ロゴを貼ったJALのリブレット実証機 実証実験は2022年7月にスタート。2023年11月からはリブレットフィルムの面積を拡大し、胴体下部の左右に片側3カ所ずつ計6カ所、合計約25平方メートルのフィルムを貼り、サメ肌構造による燃費改善効果を検証している。 今回貼り付けたロゴマーク「Refresh」は、「RiblEt Flight RESearcH for carbon neutral」から名づけたといい、機体後部の左右窓下部分に貼り付けた。10月24日の羽田発岡山行きJL231便からロゴ入りで運航している。 3者は国内線で検証後、よりCO2排出量の削減効果が期待される国際線機材へのリブレットフィルム施工を目指す。
Tadayuki YOSHIKAWA