鳴り物入りで入団したG大阪FW名和田「2ケタ得点目指す」94年・城彰二以来の高卒新人記録狙う
鳴り物入りでG大阪に加入したFW名和田我空(17=神村学園)がチーム始動日の7日、元日本代表FW城彰二以来の快挙を目標に掲げた。「チームは優勝。個人では1年目だけど、2ケタゴールを目指していく」。浦和や鹿島、海外を含めて複数クラブが競合した逸材で、さっそく大物ぶりを発揮した。 城彰二は1994年に市原(現千葉)で12得点を挙げ、高卒新人の得点記録を保持。10代でのJ1リーグ2ケタ得点者は21年のMF荒木遼太郎(鹿島)を含めても2人しかいない。これまでも高い目標を設定し、それをクリアすることで成長してきたという名和田は「簡単なことじゃないのは分かっている。自分に言い聞かせながらやっていくことで、チームの勝利に貢献できたり、良い結果が生まれてくるのかなと思う。達成しないと意味がない」と強気な姿勢を打ち出した。 同郷の同級生であるFW高岡伶颯(れんと、17=日章学園)はイングランド1部サウサンプトンに加入。「もちろん意識はしています」とは言うものの「アイツはしっかりイングランドで結果を残していくと思うので、自分も日本で結果を残して、同年代や上のカテゴリーの代表に食い込んでいけるようにしたい」と地に足を付ける。 背番号は日本代表MF堂安律(フライブルク)や同MF中村敬斗(S・ランス)が背負った「38」に決定。出世番号を背に、まずは国内でインパクトを残す。