Ryzen AIと7型OLED搭載の「OneXFly F1 Pro」とAMD Radeon RX 7800M内蔵の外付けGPUボックス「ONEXGPU 2」を触ってきた
ポータブルゲーミングPCを“一般的なゲーミングPC”に変える
お披露目会に登場したテックワン 山田拓朗代表取締役社長は、「1年半前に発表したONEXFLYの後継モデルであり、7型ポータブルゲーミングPCのフラッグシップモデルだ」と、OneXFly F1 Proを紹介した。 搭載しているプロセッサのRyzen AI 9 HX 370については、「AMDによれば前世代から最大40%性能が上がっており、実際にRyzen Z1 Extreme搭載機と比較したところ、FPSが56から71と約20%パフォーマンスの向上が見られた」と解説した。 山田社長が最も強調していたのは、7型ポータブルゲーミングPCというカテゴリーで初めて搭載したというOLEDパネルの良さについてだ。「OLEDなので黒が締まる。他社の7型ポータブルゲーミングPCと比べても、前モデルと比べても非常に明るい最大800ニトという輝度で、レベルの違いを見るだけで納得してもらえると思う」と述べた。 コントローラー部には「非対称デュアルリニアモーター」を内蔵しており、左右で別々の振動を再現するためゲームへの没入感を高めてくれる。 また、ユーザーから「内蔵バッテリーが膨らんでしまった」という声を受け、新たに「いたわり充電」と「バイパス充電」に対応した。いたわり充電は、OneXConsoleを使うことで最大80%充電に設定できる。バイパス充電は、電源を接続しながらゲームプレイをする際、バッテリーを介さず本体へ給電することで、バッテリーへの負荷を減らすというものだ。 山田社長は、「バイパス充電のおかげで、バッテリーの劣化を気にすることなくデスクトップPCのような使い方もできるようになる」とポータブルゲーミングPCとして以外の活用方法を提案していた。 なお、これらの機能はBIOS(UEFI)とOneXConsoleのアップデートによって、既存モデルでも利用できるようになる。方法についてはテックワンのサポート記事を参考にしてもらいたい。
【関連記事】
- Ryzen AI 9の搭載に対応した7型ポータブルゲーミングPC「OneXFly F1 Pro」の国内取り扱いが開始
- テックワン、Radeon RX 7800M搭載外付けGPUボックス「ONEXGPU 2」の国内取り扱いを開始
- 外付けGPU「ONEXGPU」でビジネスノートPCをパワーアップしてみた オンライン会議における“もっさり”の解決策になる?
- Core Ultra 7搭載、新eGPUユニット「ONEXGPU」にも対応する3in1「ONEXPLAYER X1」登場 One-Netbookの勢いが止まらない
- 10.1型ポータブルゲーミングPC「GPD WIN Max2」にRyzen AI 9 HX 370搭載の新モデル