日本人女性の「がん検診」受診率、男性よりも低い理由とは...? 雇用形態など、現代女性が抱える問題も関係
要精密検査、受けない人が半数近い!?
がん検診を受けない人に理由を聞くと「がんが見つかるのが怖いから」という声は意外と多い。「がん検診で何か不確定なものがある場合、“要精密検査”になります。ですが、再検査のお知らせをしても約半数の方は受診しません。がん検診で見つかるがんの場合、症状がないので検査する必要がないと自己判断する人や、要精密検査=がん告知と思い怖くて受けない方もいます。実際には、要精密検査になった方の中で、本当にがんと診断される人はごくわずか。 ただ、万が一がんだった場合、ここで放置してしまっては治療には進めません。再度の検査は時間も心も負担になりますが、がんであるかはそうやって判定していくもの。もしも、要精密検査と言われても恐れずに受診してください。逆に、検査で何もないと言われても信じられず、何度も検査を繰り返す人もいます。過剰診断もデメリットになるので、検査と冷静に向き合うことも必要です」(中山研究部長)
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