J1町田主将のDF昌子源 逆転Vへ決意「可能性がゼロになったわけではない」
明治安田J1リーグ第36節(9日、国立競技場)、3位町田がFC東京に3―0で快勝。元日本代表DFで主将を務める昌子源(31)が、奇跡の逆転Vに懸ける思いを語った。 J1初昇格で初優勝を目指す中、直近5試合で2分け3敗と大苦戦。前節(3日)は最下位の鳥栖に1―2で痛恨の黒星を喫し、昌子は累積警告で出場停止だった。 それでも、この日は3バックの一角出場し、チームの完封勝利に貢献。残り3試合の首位神戸との勝ち点差を暫定4とし、逆転優勝の可能性を残した。 試合後に「前節累積(警告)でチームに迷惑かけたのもそうだけど、そのショッキングな敗戦を見ることしかできなかった。自分が出てない時に優勝の可能性が限りなく低くなったのは、自分としていろいろと思うことがあった。それでも可能性がゼロになったわけではないので、自分が戻った時に言葉でもそうだけど、プレーでしっかり引っ張っていこうと思っていた。それが結果に出て良かった」と納得の表情を浮かべた。 鹿島時代の2016年に優勝経験があり、今季から加入した町田では、守備の要として活躍。チームは一時単独首位に立った。「なかなか勝てない時期はどこのチームにもある。それを結局は自分たちの手で流れを引き戻さないといけない。チームスポーツではあるけど、個人で気持ち一つ強く持つことが大事。メンタル的な部分は(黒田剛)監督も強く言っているし、それはキャプテンとしてチームに投げかけている」と熱弁する。 その上で「優勝の可能性が0(パーセント)になったわけではない。もしかしたら1かもしれないけど、0のチームがほとんどだし、そのチームは諦めたくなくても諦めざるを得ない。1、2でもあったらプロである以上諦めてはいけない」と、勝負の残り2試合に向けて気を引き締めた。
東スポWEB