「今日何したの?」だけじゃダメ! 現役保育士ママが実践している「子どもから保育園での話を聞きだすテク」
保育ドキュメンテーションを活用する
最近増えている保育ドキュメンテーション。 保育ドキュメンテーションとは、子どもの普段の活動を写真や動画、音声、コメントで記録するものです。子どもの様子を写真で知ることができるので、保護者の方もよりわかりやすいのではないでしょうか。 保育ドキュメンテーションを日誌代わりにしてもOKという自治体も増えてきたので、保育園でも取り組みやすくなったと思います。
子どもから保育園での話を聞きだす方法
園で様々な取り組みをしているところが多くなってきたとはいえ、やはり「子ども個人」のことは実際に聞かないとわからないことがたくさんありますよね。 誰と遊んだのか、公園で何をしたのか……そんな保育園の様子を子どもから聞き出す声掛けの仕方もまとめてみました!
「今日何した?」「今日どうだった?」は聞かない
ついつい「今日何したの?」「保育園どうだった?」と聞いてしまいがちですし、私も子どもに聞いたことがあります。ただ、この質問だとあまりにも内容が漠然としていて、答えられる子はいいですが、答えられない子は「別に」「楽しかった」という返答だけになってしまうことも。 こうした返事に対して、「保育園で何やったのか聞いてるのに、答えてくれない」とモヤモヤしてしまうことはないでしょうか。 そもそも3歳児に「今日」「明日」「昨日」という時間の概念を理解するのは難しく、「今日何した?」だと、「ママはいったい何のことを言っているのだろう?」と感じることも。 そして、子どもにとって保育園の1日は8時間以上の体験談。子どもにしてみれば毎日が超大作映画です。そんな8時間の保育園を「今日何した?」と聞かれても「え、朝の話?お集りの話?歌った曲?お散歩のこと?お昼ご飯?お昼寝で寝なかった話かな?おやつがおいしかったこと?えー?どれだろう」となるわけです。そして「何した?」と聞かれて「(ついさっき遊んでいた)ブロック」と返答したのに、ママが納得してくれない……と子どもが困ることも。 子どもに聞く時は「何をした?」ではなく、もっと簡単な質問からはじめることをおすすめします。