【共通テスト2025】初の新課程入試…変更点まとめ
2025年1月18日・19日に実施される2025年度(令和7年度)大学入学共通テストは、新しい学習指導要領に対応した最初の試験。出題教科・科目の再編にともない、前年度から内容が大きく変わり、さまざまな変更が予定されている。受験生向けに変更点や留意点をまとめた。 【画像】出題教科・科目等
出題教科・科目
2025年度大学入学共通テストは、前年度までの6教科30科目から、新教科「情報」を加えた7教科21科目へ再編される。
情報
情報が出題教科に追加される。新教科「情報」の試験時間は60分、配点は100点。新履修科目「情報I」ではプログラミングの基礎を扱う。
国語
国語は、言語活動を重視し、多様な資質・能力を問うため大問を1つ追加し、試験時間は10分増の90分となる。配点は、近代以降の文章が3問110点、古典が2問90点(古文・漢文各45点)。「現代の国語」「言語文化」が必履修科目となる。
地歴公民
地理歴史は必履修科目「地理総合」と「歴史総合」、公民は必履修科目「公共」を新設。必履修科目を組みあわせた出題科目1科目と、必履修科目と選択科目を組みあわせた出題科目5科目の合計6つの出題科目から最大2科目を選択解答する。
「地理歴史/歴史総合/公共」は、「地理総合」「歴史総合」「公共」の3つの出題範囲のうちから必ず2つを選択解答する。2科目受験する場合は、選択できない科目の組合せがあるため、注意が必要。
数学
「数学III」「数学B」「数学活用」の内容の一部を移行して「数学C」を新設。数学2では「数学II、数学B、数学C」の1科目を出題し、試験時間は10分増の70分となる。
理科
従来の2つの試験時間帯(理科1と理科2)を1つの試験時間帯に統合。従来の「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目は、「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」として1科目に統合した。5つの出題科目から最大2科目を選択解答する。
外国語
外国語(英語)に大きな変更点はない。英語は「リーディング」「リスニング」形式により、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を統合した言語活動を通して培う能力を評価する。