大阪府・吉村知事が定例会見9月15日(全文2)病床数は飛躍的には増えない
大規模医療施設でも同様のことを行うのか
毎日新聞:あと今現在、準備を進めているインテックスなんですけど、大規模医療施設でも同様のことは行われるんでしょうか。 吉村:ええ、インテックスで予定している大規模医療・療養センターについては、これは感染爆発拡大が起きたときの、いざというときの施設として想定しています。なので、感染爆発拡大が起きたときに入院施設であったり、あるいはホテルに入所することもままならないような状況になると、そういった状態のときの、いざというときのための施設として野戦病院的な大規模医療施設は活用したいと思っていますので、そういった意味では常に感染がそれほど多くないときから動いているのは、このホテルの、診療所型ホテルは動いているということにはなると思いますが、大規模医療施設のほうについてはあくまでも爆発的感染拡大時のいざというときの施設という位置付けで整備を進めていきたいと思っています。 毎日新聞:念のためですけど、感染大爆発の際にはそういった大規模医療施設でも、今回の、同じように診療をされるという理解でよろしいですか。 吉村:もちろんです。今、準備進めてますけれども、これは大阪大学さんからも協力も得られることが決まって、お医者さんについて派遣をいただくことが決まりました。オンライン診療はもちろんやりますけど、それに加えてお医者さんを常時派遣していただくということになりましたので、医療行為は当然行うということになります。もちろんこれは感染が落ち着いているときは開かないということにはなろうかと思います。 司会:いいですか、次の方、NHKさん。
全ての宿泊療養施設で行いたいのか
NHK:NHKの佐藤です。発表のあった療養型の宿泊療養施設についてお聞きしたいんですけれども、今の知事のお言葉の中で確認なんですけれども、全てのホテルが目標ですけど難しいと。だから1施設でも多くやりたいというお話があったと思うんですけれども、知事の思いとしては、全ての宿泊療養施設でできればやりたいということですか。 吉村:いや、僕の思いというのは、数施設できればかなり大きく前進かなというふうに思っています。ホテル、全部で31施設ありますのでね。31ですよね。31施設で8400室ですから、なかなか数字だけで言うとイメージがつかみにくいかもしれませんけれども、これは他のエリアとかも見ていただいても明らかだと思いますけど、31施設ホテル療養にし、8400室確保するっていうのは、人口比で見てもかなりの施設数の確保ですし、これに対して全てするというのは難しいとも思ってます。 なので、さっき療養型っておっしゃいましたが、これは基本的に診療型です。診療所内在、病院が内在する、軽症病院が内在する宿泊療養施設。軽症の診療所が内在する宿泊療養施設というイメージ、診療所内在型の、病院内在型宿泊療養施設というイメージで進めていきます。ですので、数施設できれば非常に大きな前進だと思っていますので、まずは数施設を目標にしたいと思います。 数施設でも、1施設でだいたい、ホテルの規模によりますけど300人とか400人ぐらいですから、そういった意味でも、それが1施設できるだけでも非常に大きな意味がありますし、その施設ができれば、その施設に保健所から、ある程度、8400室ある中で、やっぱりものすごくリスクが低い人とそうじゃない人って、ある程度もう分かるので、いろいろ、最初の振り分けのときに判断できると思いますが、ホテルの中でもこの31施設のホテルでいろいろ特徴を持たせていきたいというのが基本的な考え方です。 ただ、応募がどのぐらいあるか分からないので、ゼロだったらこれはゼロになりますし、予想を超えて多く応募していただけたら、それだけの数はやりたいと思いますけれども。僕としてはやはり数施設は実現したいと思っています。