「挑戦こそが我が人生」誰も成し遂げたことのない形で世界の高みへ挑戦し続ける“若手スケーター番長”櫻井壱世
先日のパリオリンピックでも日本人選手たちが大活躍し、その人気や注目が止まることを知らない「スケートボード・パーク種目」。日本人女子のレベルは東京大会からパリ大会を経て盤石なものになっている一方で、近年急激なレベルアップを遂げているのが日本の男子カテゴリーだ。そんな日本人男子選手の中で世界最高峰の舞台へ挑戦を続けており、弱冠15歳ながら世界大会で銀メダルを獲得した日本人若手スケーターがいる。 それが先日エストニアのタルトゥで行われたヨーロッパ最大級のエクストリームスポーツイベントとも言われる世界大会「Simple Session 24」で銀メダルを獲得した櫻井壱世選手だ。日本国内ではパリオリンピック日本代表である永原悠路などと肩を並べ「番長」の呼び名で認知されている若きトップスケーターの一人。今年から海外の大会に転戦し始めた彼だが、なんと出場2大会目となる今大会での快挙に世界からの注目が集まっている。 今回はそんな大注目の若手スケーターである櫻井選手にインタビュー。「Simple Session 24」でのストーリーはもちろんのこと、彼がスケートボードを始めたきっかけから世界最高峰で戦う上で感じていること、そして「挑戦こそが我が人生」という言葉を胸に挑戦を続けている彼の今後の目標と夢について聞いた。 櫻井壱世(さくらい・いっせい) 以下: I
初出場となった世界大会「Simple Session 24」で銀メダル獲得。世界のトップに肩を並べ始めた今の気持ち
– 先日の「Simple Session 24」で銀メダルを獲得した今の心境を聞かせてください。 I:今年2月のドバイの世界選手権「WST Dubai」では自分の滑りを全然見せられなかったので、この大会では自分のやりたいことを出し切って、やっと自分の滑りを見せることができて良かったなというのが1番の気持ちです。また今回の結果を得てもっと世界で活躍していけるようになりたいと強く思うようになりました。 – その「WST Dubai」の優勝者やオリンピアンなど世界大会での決勝常連のトップ選手たちと一緒に表彰台に乗った今大会ですが、彼らと肩を並べてみてどう感じましたか? I:それこそ今回は2大会のオリンピアンで「WST Dubai」でも優勝したスペインのダニー・レオンや、東京オリンピックでブラジル代表だったペドロ・キンタスとも実際に一緒に滑って競い合いましたが、大会の時は別にそんなに緊張もせず「楽しい!」って感じでしたし、大会が終わったらもうみんなと仲良くなっていたのですごく楽しい大会でした。また小さい頃からずっと大好きだったベン・レイボーンっていうスケーターがいるんですが、「Simple Session 24」ではその人と会うことができてとても嬉しかったです。
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