彼女とのセックスで射精したけれど、まだ童貞かもしれない
正しいセックスって何だろう?
私たちはセックスのことを、本当に知っているのでしょうか? 大人になっても、セックスでの振る舞いや、 相手との関係性の築き方を知る機会はなかなかありません。そこで武勇伝でもおもしろ話でもなく、 芸人がひと肌脱いで、ありのままのリアルな性の記憶を語るYouTube番組が『ウレアカ? 』です。 【写真】マユリカ中谷が赤裸々に語る初体験 今回は番組リニューアルを記念し、「どうしたら正しいセックスができるのだろう」と赤裸々に実体験を語った話題作、『彼女が僕としたセックスは動画の中と完全に同じだった』の作者・山下素童氏に寄稿いただきました。 (YouTube番組『ウレアカ? 』より)
「射精」=「セックス」ではない理由
30歳を過ぎてからこんなことを言いだすのは恥ずかしいことかもしれないが、この年になってようやく「セックスとは射精のことではない」ということを身をもって理解できるようになってきた。 不思議なことだが、誰かにそのような教育をされた記憶があるわけではないのに、気づけば「セックスとは射精をもって完了するもの」だと素朴に考えるようになっていた。そしてそのような考え方を30年以上も保持し続けることが可能だったのは、決して自分だけがそのように考えていたわけではなかったからだ。 たとえば女性とセックスをしているときのことだ。男性器が勃たないと「私に女性として魅力を感じてないってこと?」と残念がられることがあるし、「なんか申し訳ないわ…」と罪悪感を抱かれてしまうこともある。それは「セックスとは射精をもって完了するもの」という前提がまずあって、男が射精できないということは何かが不足してる状態だと相手の女性のほうも思っているからだ。 ついでに言うと、おそらくそう思っているのは日本人だけではない。
マレーシア人女性が感動した、Finsh
この前マレーシア人の女性とセックスしたときのことだ。直前までお酒を飲んでいたこともあって、セックス中に全く勃起できそうになかった。相手の女性はそれでも勃たせようと頑張って試行錯誤してくれたのだが一向に勃ちそうになかったので、フェラチオをしてくれているその女性に向かって「Finish! Finish! OK!」と伝えたら、「Finish? You are so cool!」と、すごく感動されてしまうということがあった。おそらくそのマレーシア人の女性も「セックスとは射精をもって完了するもの」という前提に立っていたのだろう。だからこそ射精をしていないのにも関わらず僕が「Finish!」と宣言したことが、彼女からすると大変Coolなことに思われたようだった。それは30年以上も生きてきた人生の中で初めて、自分がCool Japanの一員になれたと思えた瞬間だった。 少し脱線したので話を戻そう。