上杉真穂選手と森田歩実選手、防府読売マラソン「世界選手権出場につながるレースを」
第55回防府読売マラソン大会は12月1日、山口県防府市で行われる。午前10時40分にキリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前をスタート。男子は来年9月の世界選手権東京大会の代表選考会を兼ねている。女子は初めて招待選手が参加する。 【地図】防府読売マラソンコース
上杉真穂選手(29、東京メトロ)森田歩実選手(28、同)
2020年4月に創部した東京メトロ女子駅伝部は、今季初めて全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)への出場を決めた。勢いに乗るチームに所属する上杉、森田両選手には明確な目標がある。「世界選手権出場につながるレースをしたい」。女子の日本代表選考会は、来年の大阪国際女子、東京、名古屋ウィメンズが対象。防府をステップにして、世界を目指す。
駅伝は実業団チームにとっては大事な試合のため、11月は駅伝に向けた調整が最優先だった。ただ、夏場にしっかりと走り込んで脚作りをしてきただけに、距離に対する不安はない。防府での42・195キロは「マラソン練習の1本目という位置付け」(上杉選手)で、代表争いへ意識と体を切り替えるレースとなる。
今大会には初出場の2人だが、防府にはチームの合宿で年に何度も訪れている。上杉選手は「いろんな方から応援をいただける大好きな街。自分にとって大きな力になる」といい、森田選手は「沿道から名前を呼んでもらえるとうれしい」とレースを心待ちにする。
自己ベストは上杉選手が2時間22分29秒、森田選手は2時間31分38秒。2人とも「女子のトップ集団の中で流れに乗りたい」と口をそろえ、勝負所を見極める考えだ。結果と内容で、世界への自信をつかみたい。(崎田良介)
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