田舎暮らしYouTuber、50年前に祖父母が建てた母屋を1LDKに改築。1年かけて完成した新居で、最もお気に入りの場所は…
総務省が公表した「住民基本台帳人口移動報告」によると、2023年の東京都の転入超過数は6万8285人だったそう。このような状況のなか、愛知県額田郡幸田町出身の映像作家・高須亮佑さん(「高」は正しくは「はしごだか」)は、100年続く家業の瓦屋「高須製瓦」の屋号を引き継ぎ、自身のYouTubeチャンネル「TAKASU TILE」で田舎暮らしを発信しています。そこで今回は、高須さん初の著書『TAKASU TILE 自分をHAPPYにする暮らし方: 家づくり、畑仕事、日々の料理、おばあちゃんとの時間』から、一部を抜粋してお届けします。 【写真】高須さんが子どもの頃から大好きだった、窓から見える景色。新居でも同じ場所に窓を設けた * * * * * * * ◆母屋を改築し、新居を作る ユーチューブを始めて1年後、おじいちゃんの盆栽小屋を改築してマイホームを作り、一人暮らしを始めた。 それから時が経ち、妻となる由貴奈さんと暮らすために、母屋の二間を改築し、新居を作った。 祖父母の悟(さとる)さんと美江子さんによって50年前に建てられたこの家には、裏山の木が使われている。 そのせいか、ここに住んでいると、子どもの頃から土地の神様に守られているような感じがしていた。だから、改築するときもできるだけ元のものを活かしたかった。
◆TAKASU TILE 第2章の始まり どこをどう改築するのか父と何度も話し合い、図面を作った。 部屋にあった箪笥や畳や建具を搬出し、外壁を剥がし、土壁も壊した。それから、床や壁、天井に使う板を納屋でひたすら研磨し、塗装していった。 基礎や外壁、キッチンの造作家具、電気工事や水回りは、父の知り合いの職人さんたちにお願いした。 みんな自分の仕事に誇りと情熱を持つプロフェッショナルで、そんな人たちと家作りができて幸せだった。 何度もお礼を言う僕に、ある職人さんが「お父さんの人柄のおかげだよ」と言ってくれた。父のことが誇らしかった。 1年の歳月を経て、ついに新居が完成した。できたての新居に向かって、「これからもよろしくね」と声を掛けた。ここから、TAKASU TILE 第2章が始まる。
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