ロッチ・コカドケンタロウが魅了された、奥深すぎる「ミシン」と「生地」の世界
興味あるものはチャレンジしたい
ーいろいろな生地を手に取られてきたと思いますが、これから挑戦してみたい生地はありますか。 実は試したい生地があって、「ノースフェイスに、めっちゃ薄いのに冬は暖かくて夏は涼しい生地がある」って相方の中岡くんが教えてくれたんですけど、生地自体は売ってないんですよね。 ノースフェイスのものじゃなくてもいいんですけど、そうした機能性のある生地で縫ってみたいかな。 ー作ってみたいアイテムはありますか。 アウターを作ったことがないんで、スーベニアジャケットは気になってます。 ベトナムジャケットって、トラとか竜の下手くそな手縫いの刺繍が大きく入ってるじゃないですか。あれが好きで、刺繍込みで作ってみたいですね。 あとは、本物のレザーでライダースジャケットも作ってみたいかな。どうやって作るのかまったく想像できないですが(笑)。
ー11月27日に、著作『コカドとミシン』が刊行されますね。 今まで作ったアイテムをかっこよく撮ってもらいました。それから、僕がそのアイテムを使ってるところも撮ってもらってます。アイテムの作り方も紹介していて、型紙を2次元コードでダウンロードできるようにしています。 僕が着ているパンツやシャツで気に入ったものがあれば、ご自身でもミシン製作にチャレンジしてほしいですね。 あとは、今日お話ししたような内容をエッセーとして載せています。
ーファンの方に向けてメッセージをお願いします。 ありがたいことに、僕がミシンを始めてからお笑いファン以外の方にも知ってもらう機会が増えて。僕のことを芸人とは知らず、ミシン男子だと思っている人も多いんじゃないかな。だから、インスタで「今度コントのライブします」って告知すると、「あなた何者なんですか」ってコメントが来るんですよ(笑)。 「うちの子どもにも作ってください」といった声も多くいただいていて。応えてあげられないけど、ありがたいですね。 「型紙を教えてください」、「作り方を知りたいです」という声もとても多いので、そういった方々には、ぜひとも「この本や僕の作品を見て作ってみてください」と伝えたいですね。