ロッチ・コカドケンタロウが魅了された、奥深すぎる「ミシン」と「生地」の世界
ー裁縫をしていて、一番楽しい作業と嫌な作業を教えてください。 楽しいのは、やっぱりミシンを踏んでいるときですね。特に完成直前のミシンがけはずっとわくわくドキドキしています。 一番嫌なのは生地を切っているときかな。型紙を作るのはそんなに嫌じゃないけど、生地を切るのがちょっとつらい(笑)。 好きなミシンをやる前に絶対やらないといけない作業というイメージがありますね。嫌なことを乗り越えないと好きなことができないので、「これも人生だな」って考えながら作業しています。 ーそうした作業を経て完成が近づいてくると、夜も寝ずに作業してしまいますか。 僕は睡眠を一番大事にしているので、寝ちゃいますね。ただ、寝る直前までミシンを踏んでいて、横になって「もう少しこうしたほうがいいかな」って考えているうちに、いつの間にか寝ちゃうんです。 だから、起きた瞬間からそのアイディアを形にしようと、ミシンの前に座ってしまいますね(笑)。
ー販売を目的としては作らないと聞きました。芸人仲間からは何か作ってほしいと言われたりしますか。 作ってくれってのもあるけど、僕が持っていたバッグとかを「それいいな」って言われたら、その場であげることが多いですかね。 ー思い入れがあると、プレゼントすることに躊躇しませんか。 自分が作れるものだったら、また作れるじゃないですか。二度と手に入らないものとかだったら困っちゃいますけど。だから、相手が喜んでくれるなら、全然あげちゃいますね。
生地は一期一会
ー生地はどういったところで仕入れていますか。 最初、裁縫を始めたことを友達に話したら、生地を買うなら日暮里がいいよって教えてもらいました。あとは新宿のオカダヤさんとか、渋谷のTOAさんにも足を運びます。 最近では、街を歩いていて偶然見つけたり、ネットで情報収集したり、いろいろですね。ロケ地でも、ちょっと時間があったら調べてますよ。