菅官房長官が会見 総裁選出馬を表明(全文3完)新型コロナ対策で独自色出したい
菅氏の言う地方に沖縄は入っていないのか
東京新聞:すいません、東京新聞の【村上 00: 42:55】です。よろしくお願いいたします。先ほどもお話がありました、沖縄の基地負担軽減の件でお伺いしたいと思います。辺野古の新基地建設については沖縄では選挙でも住民投票でも何度となく反対の民意が示されています。先ほど長官、地方分権を進めないといけないと、地方を大切にしたいというふうにおっしゃられましたけれども、沖縄の民意を尊重して、新基地建設工事を立ち止まって中止するお考えはないのか、また長官の言う地方というのに沖縄というのは入っていないんでしょうか。 菅:もちろん入っています。沖縄については皆さんご承知のとおり、SACO合意によって日米で合意をして、そして沖縄の地元の市長、それで県知事とも合意した中で、辺野古建設というものは決まったんではないでしょうか。そうした中で、辺野古に普天間飛行場を移設することによって、普天間飛行場の危険除去というのを、これは実現できるわけでありますから。そうした中で進めているということも、ぜひご理解をいただきたい。 そしてそれによって、あの普天間飛行場跡地が日本に帰ってきますから、東京ドーム100個分ともいわれています。そして、米軍の3分の1が沖縄から海外に出ていくということにもなっています。そうしたことをしっかり進めていく。また私自身、沖縄基地負担軽減担当大臣になったときに始めたのが、沖縄の第2滑走路の建設であります。このことも先般、完成したのじゃないでしょうか。さらに私には沖縄の負担軽減担当大臣としての思いをしっかり抱きながら沖縄問題っていうのは行っています。 司会:それではあと2問でさせていただきたいと思います。今そこにマイクがありますので、その向こう側の手をあげてらっしゃる女性の方。
しっかりと会見時間を取って答えてくれるのか
東京新聞:東京新聞の望月と申します。今日、長官の会見の状況を見て、これまでとかなり違って、いろんな記者さんを指されているなと感じました。私自身が3年間、長官会見を見続けている中で、非常に心残りなのが、やはり都合の悪い、不都合な真実に関しての追及が続くと、その記者に対する質問妨害や制限というのが長期間にわたって続きました。これから総裁になったときに、各若手の番記者さんが朝も夕方も頑張ると思います。その都度、今日のこの会見のように、きちんとその番記者の厳しい追及も含めて、それに応じるつもりはあるのか。また、首相会見、安倍さんの会見ですね、台本どおりではないかと、劇団みたいなお芝居じゃないかという批判もたくさん出ておりました。今後、首相会見でも単に官僚が作ったかもしれないような。 司会:すいませんが、時間の関係で簡潔によろしくお願いします。 東京新聞:すいません。答弁書を読み上げるだけでなく、長官自身の言葉、生の言葉で、事前の質問取りをないものも含めて、しっかりと会見時間を取って答えていただけるのか、その点をお願いいたします。 菅:限られた時間の中でルールに基づいて記者会見というのは行っております。ですから早く結論を、質問すればそれだけ時間が浮くわけであります。 司会:そこの男性。2列目の男性。女性の隣の。