菅官房長官が会見 総裁選出馬を表明(全文3完)新型コロナ対策で独自色出したい
各派閥の意向に振り回されないか
ビデオニュース・ドットコム:ありがとうございます。ビデオニュースの神保といいます。長官はかねてより派閥政治というものに批判的な立場を取られていたとは思うんですけれども、今回自民党の大きな派閥がこぞって今のところ長官の支援を表明しております。まず、その派閥単位でそうやって応援されて選挙を戦うことについて長官はどう思われるか。またそのような形で総理に仮になっても、各派閥の意向に非常に左右されるというか、振り回されるようなことになって、菅政権というものが果たして本当に独自色のようなことは出せるのかどうかという、その2点についてお願いします。 菅:まず菅色を出せるかということについては、私はこのコロナ対策を全力で尽くしてやり上げる、それと同時に自らの考えを示しながらそこは実現をしていきたいというふうに思いますし、それは必ずできるというふうに思います。そして私自身は派閥に現在所属をしていません。自民党の派閥、いいところもあり悪いところもあるというふうに思います。しかし私は派閥の連合で推されて今ここにいるわけではありません。 私自身、自らの判断によって出馬を決意をした。そして私を支えてくれる当選4回以下の国会議員の人たち、皆さん誰一人派閥に所属してない。そうした人たちのエネルギーが私を押し上げてくれている、こういうふうに思います。 司会:では後ろ側の方に。
今の金融政策はどこまで続けるつもりか
ブルームバーグ:すいません、ブルームバーグの延広と申します。金融政策に関してなんですが、長官、先ほど日本銀行との関係、安倍総理と同じように進めたいということだったんですが、やはり異次元の金融緩和をこのまま続けていますと、地方の金融機関を中心に弊害、さまざまなものが出ていると思うのですが、菅政権としてはやはりこの金融政策、どこまで続けていくのか、出口に向かってどのように取り組んでいかれるのか、今、非常に厳しい経済状況ではありますがお考えをお聞かせください。 菅:今の状況の中でやはり雇用を守り、企業を存続させていく、そのために政府としては状況を見て必要であれば、そこはしっかりと金融政策をさらに進めていきたいと思います。まさにここが正念場だというふうに思っています。それと地方の銀行について、私、先般も申し上げましたけれども、こうした銀行については数が多すぎるという話もさせていただきました。 いずれにしろ、金融というのは企業の、今このような状況の中で企業の皆さんを支えるためには必要だというふうに思っていますが、将来的には先ほど申し上げましたように数が多すぎるのではないかというふうに思っています。 司会:まだ手があがっておりますがお時間の関係があるので。 記者:フリーランスにも質問させてください。 司会:あと3問程度。 記者:出来レースじゃないですかこれ。こんな会見、出来レースじゃないですか。 司会:いや、出来レースではありません。 記者:だったら大手のメディアばかり、顔見て当ててるでしょう。違いますか。 司会:違います。申し訳ありませんが、まったくもって違います。 記者:菅さん、横浜をカジノ業者に売り渡すんですか。 記者:公文書を捨てないでください、公文書を改ざんしないでください。約束してください。今ここで約束してください。逃げないでください。 司会:一番前の席の右の男性。