【東京便り】この人こそ真のエンターテイナー、ゴリアットの馬主にじっくり話を聞けました
この人、エンターテイナーだ。22日、都内でジャパンCのウエルカムパーティーが行われました。ゴリアット(セン4、F・グラファール)の馬主、ジョン・スチュアート氏にやっとじっくり話を聞くことができました。 ゴリアットのジャパンC参戦理由、BCを選ばなかったわけ、香港転戦の可能性、来年のローテ、引退後の余生、日本の印象。聞いてみたいことをぶつけたし、それぞれ紹介したいけど…。「明日(23日)、日比谷のゴジラスクエアでゴリアットのカードを配る。作ったんだ。1000枚! 早い者勝ちだよ」。これに勝るインパクトはありません。 X(旧ツイッター)で画像は公開済み。トレーディングカード風の特製カードです。強さ、知性、スピード、芝適性、長距離適性の5項目は全て☆5つ。SNSでの過激発言がクローズアップされがちですが、それもうそ偽りなく所有馬の好走を信じているから。遊び心あふれるオーナーです。 「私の発言で楽しんでくれているファンがいる。強い言葉を使って発信をしているのはそのためでもある。競馬は難しいのはわかっているけど、ゴリアットが100%の力を出せば誰も近づくことはできない。馬は今回、言い訳のない、完璧な出来。オーギュストロダンは好きな馬だし、日本馬のことも知っている。どの馬もけがすることなく、力を出し切っていいレースになることを願っている」 ゴリアットの武器は超強力な先行力。先週、Cコース使用1週目だった芝は内の先行有利が続きました。入った枠は1枠1番。「外枠になることを心配していたけど、いい枠。包まれず、1角へ向けていい位置がとれればいい競馬になる」(スチュワート氏)。オーナーも、馬も注目度が急上昇中です。【松田直樹】