お手伝いはさせたほうがいい?おこづかいは渡す?「お手伝い」のギモンを教育評論家が解説
どんなお手伝いがいい? 発達段階別おすすめのお手伝いの例
保護者のかたから、「うちの子は小1です。どんなお手伝いをさせたらよいでしょうか?」といったご相談を受けることがあります。 その時に私はまず、就学前から小学生のお子さまは個人差が大きいことをお伝えしています。 そして、お子さまの好きなことや得意なことを、保護者のかたと一緒にやるようご提案しています。 ここからは、年齢別におすすめできるお手伝いをめやすとしてご紹介しますが、お子さまの様子を見ながら柔軟に内容を組み替えてみてください。 【就学前のお子さまにおすすめのお手伝いの例】 幼稚園・保育園に通っているお子さまだと、保護者のかたもあまり高度なお手伝いをさせようとは思わないでしょう。 しかし、就学前のお子さまは身の回りのことに好奇心いっぱいで、いろいろなことに対して「やりたい!」と申し出てくれるかもしれません。 お子さまが満足感を得られるよう、安全で難度の低いタスクを上手に任せてあげるのはいかがでしょうか。 <料理> 材料を混ぜる・こねるなど遊びの延長としてできるお手伝いがおすすめです。 ケガなどの危険が少ない作業なら安心してお願いできますね。 <掃除> 小さな掃除機を使ってゴミを取ってもらったり、ほうきとちりとりを使って庭の落ち葉などを掃除してもらったりするのもよいでしょう。 「なぜ掃除をするのか」をお子さまに話してあげるとさらによいでしょう。 <ペットの世話> ペットは家族の一員ですから、お子さま自身が世話をすることで大きな責任感が芽生えます。 エサや水をやったり、保護者のかたと一緒に散歩をさせたりするだけでも、命の大切さや世話をすることのやりがいを実感できるでしょう。 (体験談) お手伝いと言えるかどうか微妙ですが、買い物へ連れて行くと、献立を一緒に考えてくれます。「今日の夕食は何にしよう?」といつも悩んでしまうので、子どもの意見は本当に参考になって助かります! (京都府・まちさん 第1子は年長以下)