岸田首相が会見 臨時国会が閉幕(全文3完)衆院10増10減、法に基づき取り組む想定
外国人留学生の入国、厳しい条件付きで認められないか
西村:ラジオフランスおよびリベラシオン新聞、西村と申します。よろしくお願いします。水際対策について質問させていただきます。1年8か月前からほとんどの外国人、留学生は日本に入国できません。彼らにとってはもう限界です。諦めている人は結構増えてます。なぜ、例えば施設で1か月隔離、ワクチンパスポート、毎日PCR検査など、厳しい条件を付けて入国を認めませんか。物理的に不可能でしょうか。 岸田:外国の方の入国については、もちろんいろいろな対応が考えられると思いますが、それはオミクロン株という未知のリスクの実態、少なくとも今までの私たちの経験の中でどのぐらいのリスクがあるのか、これが確認できた上で考えていかなければならないと思います。現状まだまだ科学的に確認できていない状況でありますので、この段階においては慎重の上にも慎重でなければならないということで、G7の中でも最も厳しい水際対策を用意させていただいている、こういったことです。 今後、オミクロン株の実態が明らかになってくる、あるいは世界の感染状況が明らかになってくる、こういったことが確認されれば、科学的な見地から、専門家の意見も聞きながら、具体的な対応ということを考えること、可能性はあるとは思いますが、今まだ、今の現状においては、慎重の上にも慎重に、最悪の事態を想定して対応を考えていかなければならないと思っています。こういった対応を取りながら情報収集、そして国内対策、しっかり用意していきたいと思っています。現状はそういう方針を続けたいと考えています。 司会:それでは恐縮ですが、現在挙手いただいている方につきましては、後ほど1問、担当宛てにメールでお送りください。後日、書面にて回答させていただきます。以上をもちまして本日の記者会見を終了させていただきます。ご協力ありがとうございました。 岸田:はい、ありがとうございました。 (完)【書き起こし】岸田首相が会見 臨時国会が閉幕