休養=休み+養うこと。睡眠以外に体が求める7つの休養
2. メンタル面の休養
ダルトン=スミス医師の提案には、仕事中に定期的に休むことが挙げられています。 決まった時間間隔ではありませんが、わたしも仕事が行き詰った時にはデスクから離れて、少し読書をしたり間食したりして気持ちをリセットします。 休養というよりは気晴らしだと思っていましたが、自分のメンタル面のプラスになっているならOKでしょう。 また、同医師は、心配事などで夜眠れない時には、枕元にメモ帳を置いて心配事を書き出してから寝ることもすすめています。 不安を書き出す行為が、それを心から外に出すことにつながるのでしょうか。夜に限らず、雑念や不安が堂々巡りする時には効果がありそうです。 この記事を読んで、自分のコロナ以降の生活においてメンタル面の休養になっていることが2つあるのに気づきました。 1つ目は、我が家の習慣となった、ほぼ毎晩のテレビシリーズ鑑賞です。 現在鑑賞中なのは「スタートレック」シリーズで、時空を超えた別世界へ。日常の悩みや心配事を忘れさせてくれます。シリーズ全般でエピソード数が多く、かなり先まで楽しめるのもポイントが高いです。 もう1つは、パンデミックで変わった寝る前の読書習慣です。 これまでは自己啓発やスキルアップなどの本が多く、アメリカ在住なので大部分が英語本でした。しかし、パンデミックの際、ふと手に取った児童書に再度(何十年をも経て)ハマったのです。 それは、小学校の時に愛読した、岩波書店の井伏鱒二訳『ドリトル先生』シリーズ(子ども用にと持っていました)。情報入手やスキルアップなどの目的のない読書は久しぶり。 1日の最後なので、脳のCPUが酷使される内容や英語の本ではなく、児童書で日本語、しかも自分が大好きだったシリーズ。 読書そのものがとても楽しく、心のリフレッシュになっているので、自分にとってはこれも一種の休養なのでした。
3. 感覚面の休養
仕事の会議やイベント、友だちとのチャットもアプリに頼っている現状では、デバイス使用による疲労感はなかなか解消できません。 デジタルデトックスまではいかなくても、デバイスの使用時間を減らす、Zoomの後はかならず休憩を入れるなど、何らかのルールを決めて実行する重要性は高まっています。 ダルトン=スミス医師は、ときどき1分間目を閉じる、1日の最後にデバイスをオフにするなどを提案しています。 休養とは言えないかもしれませんが、デバイスの通知をオフにして、自分のペースでメールやアプリをチェックするのも感覚面での刺激を少なくすることには役立つでしょう。 ちなみに、前述の読書は、寝る前なのでデバイスではなく紙で読んでいます。 視覚以外にも、聴覚も刺激を受けています。音を遮断、または軽減する場所やツールを取り入れることも役立ちそうです。